東京生まれ東京育ちの僕だが、当然ながら自分が子どもの頃の東京はこんなに暑くなかった。
夏休み、30℃になれば“かなり暑い”感覚で、どんなに気温が上がっても33℃くらいだったと記憶している。とりあえず、こんなに不快な暑さではなかった。
00年代後半に東京で初めて“ゲリラ豪雨”というのが発生し、そこらへんから気候が加速度的に悪化していった様に思う。
来月没70年となる肥田春充先生が、タイムスリップして2026年に現れたとしたら、肥田先生でもこの猛暑は暑いと感じるだろうか?と考える。強健で鳴らした先生でも流石に暑いと感じるのではないか…では対処法はどうしてたろうか?
昨年の夏の終わりに書いた記事で、丹田の球状緊脹(と斜め45ºラインの感覚)でこの夏は体調が大きく崩れることはなかった…とあるが、やはり丹田が基本とはなるだろう。
今年の大きな発見は、力と言うかエネルギーと言うか…の“凝集“と”拡散”の問題で、身体の使い方にしても精神的な要素にしても、丹田がある種のバランスを取る役割をしてるのではないか?と。
「丹田は生命エネルギーが宿る場所」とはよく言われるが、僕の体感でもそれは間違いないことだと感じる。肥田式はその丹田(正中心)を練るメソッドであるが、危機的状況のいまの時代にこそ見直す価値のある身体修養の技術だと思う。
年々暑くなる東京で、自分の身体を実験台にして丹田で猛暑に立ち向かっていく。それで効果があるのであれば、それは万人が試す価値のあるもののはずだ。