タイ、バンコクの名門チュワタナジムの会長で、ラジャダムナンスタジアムのプロモーターでもあるアンモー会長が亡くなられた。
十数年前、チュワタナジムからムエタイトレーナーを借りたことがあり、そのときアンモー会長には大変お世話になった。
お会いしたのは数回だけだったが、トレードマークのモジャモジャ頭にサスペンダー姿で、すごくエネルギッシュな人という印象がある。
2008年にチュワタナジムを訪れたのも、忘れられない思い出だ。
ジムはバンコクの下町の路地裏にあり、僕が行った一年前にはあの辰吉選手が練習に来ていた。ジムに隣接して選手の生活スペースがあり、その時はジョムトーンやラムソンカーンの姿もあった。
思いがけずアットホームな雰囲気で、ムエタイのジムというのは、日本で言ったら相撲部屋に近いのだなと思った。アンモー会長は“親方”で選手の親代わりというのが、選手やトレーナーの雰囲気からも見て取れた。
振り返ると、あの時のチュワタナジム訪問の経験から、いま1Heartで色んなことを進める上で、決して小さくない影響を受けているのに気づく。
プロモーターとしてはアヌワットというヒット作を送り出したのもアンモー会長の功績だ。選手を育成し、売り出し、イベントをプロモートし…ムエタイへの愛情に溢れたアンモー会長。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。