丹田メモ 4 | 南行徳 1Heartボクシングクラブの不思議な日常

南行徳 1Heartボクシングクラブの不思議な日常

こちら南行徳えんぴつ公園前 格闘技研究所。プロ育成ジムではないので、ほんわかした雰囲気です。

姿勢は「姿の勢い」と書くが、肥田式強健術は姿勢の力をもって丹田を動的に練っていくという、世界でも珍しいエクササイズである。

丹田を練るというとオカルト的に捉えがちだが、ただ姿勢を決めるだけ…という意味で、誰にでも出来る可能性がある。形は簡易とはいえ難しいことは間違いないが可能性は等しく与えられている、才能は関係ない。

姿勢の力とは何か?という問題には呼吸も関係していることは勿論だが、単純に姿勢として考えると、足の踏みで作る支掌底面(基底面)を活かすことが大切だ。

踏む地面へのアプローチ…踏むことによって生まれる“反力”を、身体の内部に貫かせる…それを感じられること。

その前提としての軸感覚(垂直感覚線)を感じられること。

身体との対話。地面(大地)との対話。そういう意味ではヨガにも近い。相撲の四股も本来そういうものだと感じる。

人間も肉体を持った生物であるから、物理空間のなかに生きている。仮想空間に非ず。自然のなかに存在している。自らの身体に自然を意識する。