311の大津波を覚えていますか？
あの時、皆がてんでバラバラに逃げました。ある者は建物の中に、ある者は山の上に。そしてそれが明暗を分けた。山の上に逃げたわずかな人たちだけが生き残りました。
生き残った人たちと亡くなった人。前者は後者に対してどんな気持ちでいるのか。東北地方には昔から、こんな言葉があるのですよ。
命てんでんこ
言葉の由来
そして今回お伝えしたいのはここ！👇
家族や友人を説得できなかったからと無力感や罪悪感で凹んでいる未接種者の皆さんへ。
これは災害なんです。仕方ないんですよ。各自めいめいの判断で生き死にが分かれる。そんな状況だったのですから。
でもあなたはできるだけのことをしたのでしょう？調べに調べて、情報を送り、何度も電話した。その上で、家族や友人があなたとは違う場所に逃げる選択をしたのは誰のせいでもありません。少なくとも、あなたのせいでは全くありません。
本来の意味と誤解
まあですからやはり、
自分の命は自分で守れ
なんですよねえ。
ここでもう一つ。
京都大学防災研究所・巨大災害研究センターの矢守克也教授が提唱する4つの法則を紹介しておきます。
てんでんこ4原則
①自助原則の強調
「自分の命は自分で守る」
津波から助かるため、人のことは構わずに、てんでんばらばらに素早く逃げる。
②他者避難の促進
「我がためのみにあらず」
素早く逃げる人々が周囲に目撃されることで、逃げない人々に避難を促す。素早く逃げるその姿を見せることが結果として逃げ遅れる人たちを減らすのだから、さっさと逃げることは悪いことじゃないんだよ。
③相互信頼の事前醸成
大切な他者と事前に「津波の時はてんでんこをしよう」と約束し、信頼しあう関係を深める。
④生存者の自責感の低減
亡くなった人からのメッセージ
大切な他者とてんでんこを約束しておけば「約束しておいたから仕方がない」と罪悪感が減る。
参照資料
さあこれから
この災害の
「後始末」
始まりますよ〜
厚労省よ、刑事訴訟も辞さない態度です
それでは！
