本記事はロシアウクライナ戦争前の2018年11月15日に執筆しております。
戦前の記録として残す意味も込めて呼称等そのままの掲載と致します。ご了承下さい。
привіт там ドーブルィーデーン( ・ㅂ・ )
ボーダーレストラベラー梨乃です(๑•̀ㅂ•́)و✧
日本との時差は、−7時間。
今日(11月14日)のウクライナの首都キエフは、最高気温−3度 寒ィッチャ((((・´ω`・))))寒ィッチャ
数時間の吹雪で、辺り一面銀世界になってしまいました☃️
。゚.o。【初雪ダー♪】*´∀`)ノ。o.゚。
寒いのですが、冷たさがとても気持ちいいウクライナについて、梨乃ちゃんが紹介します٩(•̤̀ᵕ•̤́๑)ᵒᵏ
ウクライナは、ロシアの地下鉄と同じように「防空壕」の役割があるので地下深く作られています。
そして、〝世界一深い地下鉄〟は、ここ、ウクライナにあります🇺🇦ฅ(꒪∆꒪;)ฅ
プラットホームの深さは地上から105.5m。
首都キエフにある〝アルセナーリナ駅〟は世界で一番深い地下鉄で、駅のホームに行くにはエスカレーターを2回乗り継いで、 4〜5分かかります(ʘ╻ʘ;)
エスカレーターのスピードも日本の倍以上の速さなので、気を引き締めて乗らないと大惨事です
!!(ↀ╻ↀ۶)۶💨💨
そんな、ウクライナという国を世界的に有名にしたのが、、
1986年4月26日、
チェルノブイリ原発事故。。
「チェルノブイリ」はロシア語読みで、ウクライナ語読みだと「チョルノブイリ」
いくつものミスが重なった結果、史上最悪の原子力事故が引き起こされました。
放射能汚染は、広島原爆の500倍と言われています。
国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)において「レベル7(深刻な事故)」とされているのは、チェルノブイリのほかには福島第一原子力発電所事故のみです。
一般観光客はツアーでしか入れない街、チェルノブイリ。
2011年からツアーが解禁になりました。
ウクライナの首都キエフを朝8時15分に出発し、北へバスで2時間…
〝チェルノブイリ原発〟や、〝原発事故の影響で消滅した街「プリピャチ」〟を巡るツアーに参加し、現地で見たチェルノブイリの今を紹介します。
前編で〝チェルノブイリ原発〟
後編で〝原発事故の影響で消滅した街「プリピャチ」〟を紹介しますね。
【このツアーに参加するときの注意事項の一部】
•同意書にサイン
•長袖、長ズボンを着て肌を出さない(サンダル不可)
•パスポートを持参する
•チェルノブイリ内のものに触らない(特に土壌)
•飲食は、バスの中だけ
バスの中で、チェルノブイリについてのビデオを見ながら、、2時間後💨
チェルノブイリ原発のチェックポイントに到着しました。・*・:≡٩( •̤̀3•̤́)۶
チェックポイントで、事前にインターネットで登録しておいた情報とパスポートが合っているか警察官によって照合が行われます😐
(国境みたいなものなので、検問所のオフィスは写真撮影禁止)
パスポートコントロールの放射線量をガイガーカウンターで計測します
(;◔ิд◔ิ) ドキドキ。。。
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普通に生活していても、0μSvということはないので、参考までに被曝量を載せておきます。
胸部レントゲン 50μSv
東京⇄ニューヨークのフライト200μSv
年間自然放射線被曝 2,400μSv
胸部CTスキャン 6900μSv
人体に影響を及ぼす 200,000μSv
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ツアーではもちろん安全なところしか行きませんが、少しでも勝手な行動をすると、放射線量がとても多い場所がたくさんあるので、必ずガイドさんのそばを離れないようにします。
ちなみに、このチェルノブイリツアーは、10日前までに事前登録が必要で79ドル(8950円)です。
*日によって値段が違います。
その時オプションで、ガイガーカウンターを10ドル(1150円)でつけることができるのですが、梨乃ちゃんケチりました💰
そんなドケチ梨乃ちゃんに、このツアー中、ガイガーカウンターを貸してくれた〝身長2メートル越えイギリス人Tomさんカップル〟と仲良くなり一緒にまわります
(*ºωº*)💕
パスポートコントロールを終えたら、まずチェルノブイリ内で昼食をいただきます🍽
メイン料理は、チキン、ポーク、ベジタブルの中から選ぶことができます
ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"
昼食を食べ終えたら、観光開始です
(๑◔‿◔๑)
まず、コパチ村の幼稚園を訪れました。
幼稚園の入口には、ホラーアトラクション的なわざとらしい人形が配置してあります💦
こんな風に置いて子供達はここを去ってないやろ(*`Д´)っ))ナンデヤネンッ!!
と、つっこみをいれつつ中へ入ります。
ちなみに、この幼稚園は、3μSvを超えたので、ガイガーカウンターのアラームが鳴り響きます。
とくに、土壌はもっと高い数値を示します。
保育園の中にはいると、子供達が使っていたベッドなどがそのまま残されています。
相変わらずわざとらしい人形も配置されています
ヾ(*`ω´*) ッテオィ
放射線には匂いも色もないので、、私たち人類にこれを感じ取るセンサーは備わっていません。
原発事故の何が怖いかと言うと見えない放射線を大量に浴びるリスクがあることだと改めて実感させられます。。
次にご紹介するのは、チェルノブイリ4号炉、事故を起こした原発です。
2018年12月完成の新しいシェルターによって現在覆われています(o'ェ'))コクコク
新しいシェルターで覆われる前は、
放射性物質の飛散を防ぐために、「石棺」と呼ばれるコンクリート製の建造物を半年で作り上げました( ゚д゚)
そしていま月日が流れ「石棺」が老朽化してきたので、新しいシェルターで改めて覆ったわけです。
※新しいシェルターで覆われる前の写真です。
4号炉の前には、事故から20年後に設けられた記念碑があり撮影スポットになっています。
それにしても、この祈念碑と写真撮影をしている人たちは、凄くテンションが高く楽しそう💦
場にそぐわないのですが、皆さん笑顔で写真撮影📷
★
事故直後に無防備のまま炉の中に入った数名の作業者の行方が未だに判らず、現在も「石棺」の中に遺体が残っていますが、放射線量が凄くて出すことができません。
この「石棺」の中には、、爆発事故で溶け落ちた燃料がそのまま地上で固まり〝象の足〟に似た形を形成しています🐘
ウィキペディアから写真を拝借しました。
この〝象の足〟に似ている物質は、〝315秒〟側にいたら確実に死ぬと言われている負の遺産です。
これは、30年経った今も変わらず、「石棺」の中で眠っています。
つまり、「石棺」や「新しいシェルター」は、この〝象の足〟を一生隠していきたいわけです。
チェルノブイリの中心エリアを回った後は、近くの「赤い森」(放射線量が未だに高い場所)に行きます🌳
事故直後、この辺りの木が赤く染まりました。
ガイガーカウンタで測ってみると7μSvを超えて警報が周りに鳴り響きます。
⚠️チェルノブイリ編は二部に分けます。
今回の前編は、「チェルノブイリ原発」。
後編は、〝原発事故の影響で消滅した街「プリピャチ」〟について紹介します。