今日は硬い話をしようと思います。ちょっと深刻なんで難しい話もしますが、飽きずに読んで下さい。


にんにく農家にとっては一番頭を悩ます病気は「春腐れ病」です。(野菜農家にとっては病気は大敵ですが)


この病気は根から、茎から、葉っぱからとあらゆるところから進入してきて腐らせて死んでしまい、隣のにんにくをも巻き込む伝染病です。


原因は沢山あり、土、種、肥料のやりすぎ、気象条件等いろんなことが重なって発生すると思ってます。


種がキズが付いてたりなんらかの病気が付いてたら、発芽せず土中で腐ってます。


肥料のやりすぎや、土のバランスが悪いと栄養を吸収してなんらかの影響で死んでしまう。(ここでの影響が一番あると思われますが、一番デリケートな部分でもあり分からない部分でもあります。)


気温、雨、風、日照時間なども影響してます。


一つ一つのにんにくに悪い条件が一コでもあると病気にかかると思ってますが、分かりません。


雪解け後に芽が出てなかったり、すでに腐った状態で横たわってたりしたのを土ごと取り除き、隣に感染しないようにします。


ここをクリアしたにんにくは、春の強風で飛んできた土等が葉っぱを傷つけ菌が入り込んで発症します。



boder-hashikazu229さんのブログ

右と左を見比べてください。違うでしょ。


右が多分種になんらかの影響で成長に差がついて芯の中から腐って死んでしまいます。だから今のうちに抜き取ります。



boder-hashikazu229さんのブログ

茎の上の部分が白くなってますよね。発症して上の葉っぱが薄くなってます。


中間では割れてきてます。このまま放置しとくと茎が倒れて隣に当たって感染します。飛んできた土や小石がキズを付けてそこから菌が入ったと思われます。


もうすでにドロドロに溶けて悪臭を放ってるのもあります。


これらを全て畑の外に出さなきゃなりません。1000平方メートル(約300坪)には大体15000個以上植えてます。

が、この病気でかなり数が減ってるんです。


毎年条件が違うんで差はありますが、軽トラに満杯に積んで処分したときもあります。泣きたくなりますよ。数千本捨てたことがあり、そのまま家計に響きます。


対策はありますが、完璧は無く頭を悩ませます。


でも今年はまだ被害は小さく数百本で済んでます。これからは気象条件によりますがこのままでいてくれればと思ってます。


かなり説明不足になりましたが、専門の方が見てましたら軽く流してね。個人的な意見だから。


今日も畑に行ってきますが、今度は成長過程を紹介したいと思っています。


手塩にかけたにんにく達のかわいい姿、りりしい姿をご披露したいと思いますんで懲りずにお付き合いお願いします。


きょうの一曲は HISPANICO LATINO のアイ ライク ショパンです。


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80年頃にガゼボが出して、日本では小林麻美が出してヒットした曲ですね。


これをバチャタポップというんだそうですが、早い話ラテン系にアレンジしたのがヒスパニコ ラティノです。


まあ、軽く聞いてみてね。