直近のキャッシュフローの減少は、通常市場はかなり前から織り込んでいるはずで、リセッションに入ってから株価が下落するというのは違和感があります。例えば、アメリカの過去のリセッションの時期と代表的株価指数であるS&P500指数の関係は以下の通りです。
リセッションの時期 |
リセッション前3ヵ月のS&P500のリターン |
リセッション中のS&P500のリターン |
|---|---|---|
1974年3Q-75年1Q |
-8.5% |
3.4% |
1980年2Q-3Q |
-5.4% |
21.7% |
1981年4Q-82年1Q |
-11.5% |
-3.2% |
1990年4Q-91年1Q |
-14.5% |
21.5% |
上記仮定の通り、リセッションの前の四半期に株価は既にリセッションを織り込む形で下落しています。実際にリセッションに入ってからの株価はむしろ上昇している事が多く、80年と90年は半年で20%以上も上昇しています。
今年第1四半期、S&P500指数は既に10%下落しました。今後エコノミストが定義する「リセッション」は実現するかどうか分かりませんが、中長期的投資家にとってはあまり気にする必要がないか、株価が安くなったのはむしろラッキーと言えるのではないでしょうか
2008-04-22 ほりこ