本を2冊買ってはみたが頭に入らず断念してとりあえずカードだけ眺めてみたシリーズ😁
★第15番
【THE DEVIL】 悪魔
のんびり眺めてみて、浮かんだこと。
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このカードは楽しい!!
#6『LOVERS』と対比するのが一番楽しいです。
まず、VIでは天使は明るい空の上にいて、その姿は下の裸の男女からは、雲にさえぎられて見えない。
それに対しこのXVでは、悪魔は全身をさらけ出しているにもかかわらず、(おそらく)暗闇の中にあって、その姿は裸の男女から見えない。
天使は緩く目を閉じているが、悪魔は目を見開いて凝視している。
VIにおいて裸の男女は完全に自由な楽園の中で自由意思で繋がっているのに対し、XVでは二人は鎖で繋がれている。
中島みゆき『糸』の歌詞「縦の糸はあなた、横の糸は私」・・・見えない糸で繋いでいるのは天使でありキューピットであって、それは「会うべき人に出会えること」ではあろうが、それではVIの楽園内に、見えない糸があるのか?全くの自由意思によるものなのか?と、ここで問いたくなる(たとえば宗教家に、そしてフロイトに)。
というのも、このカードで一番興味を惹くのは、この鎖だから。
悪魔の鎖には2つの特徴がある。これを書き留めておきたい。
(1) この鎖は、裸の男女二人を引き離そうとするものでは決してなく、逆に、二人は自由に接触できて、でも決して逃げられないように縛っていること(これも運命の糸?)。
(2) 鎖は首に巻かれてはいるが、犬の首輪のようにきつく縛られてはおらず、簡単に外れる程度緩く巻かれていることに注目したい。そして悪魔は手に持つ火を振りかざすのではなく下に下ろし、その目は裸の二人から目を逸らしているようにすら見えること(逃げようと思えば逃げられるのではないか?)。
・・・これを二人の「絆」と呼ぶのだろうか?
そして最後に、VIは「LOVERS」すなわち天使が見下ろす裸の男女に焦点を当てており、XVは「THE DEVIL」すなわち裸の男女を眺める悪魔の方に焦点を当てている。ここも興味深いなと。
ヒーローも心の中にいるが、悪魔も心の中にいる。そして心の中のヒーローを私たちは「自己」と呼び、心の中の悪魔を私たちは「病理」として外在化させるのかも知れない。
でもまあ、真相は、藪の中。 お後がよろしい様で(^ ^)
