魔女映画、イタリアンホラー、DVDのジャケットといい、
かなり期待して見てしまいましたが、
怖さとしてはいまいち。 

この映画の魅力は、映像と音楽につきる

芸術作品です

作品中頻繁に不安を煽るような音楽が流れ、
映像も青や赤のライトを使い不気味な色彩に、
見ている者にとにかく不安感を与える。

冒頭の空港のシーンから色と音楽、
あと主人公の雰囲気がかもしだす
ミステリアス度は芸術作品です。

その点は文句なしの映画だったんだけど、
ストーリーがとにかく弱い…


バレリーナ志望のスージー(ジェシカ・ハーパー)が入学したバレイ学校で凄惨な事件が多発する!
事件が多発するわりに、眈々としたテンポでストーリーが展開していきます
それは最初っから最後まで強弱がなく、
ホラー映画にある「手に汗を握る」感がないからでしょう。
ひたすら不安な空気が流れている感じです。
その上、最後は呆気にとらわれるくらいアッサリな結末で、
ホラー映画ファン的には物足りなさは否めないでしょう。

しかしそんなボロボロのストーリーをカバーするくらい、
見事な個性を持った映画だと思います。

ストーリーさて置き、インスピレーションを得るには良い映画ということで評価しました!

主人公のスージーが、楳図かずおの漫画に出てきそうな容姿をしており、
映画の雰囲気にピッタリです!