ウチのPから映画のお誘い。

コレ、観て来ました下差し





私、北欧が好きで。



森や湖などの自然…

冬のひんやりした空気感とか、短い夏の過ぎ行く感じとか。←行ったことないけど

それと、人々の暮らしに根づいた生活スタイルや人との距離感。←行ったことないけど


そういうのも、とても心地よく思える。



そして、




『集団よりも個を大事にする』




私は、こちらの生き方がしっくりくる。








日本には「和をもって尊しとなす」という言葉があるけれど。

日本人は自分の意思よりも、周りに合わせることが美徳のような暗黙のルールがあるように思う。

でもそれは、

=「和をもって尊しとなす」ではないような…

『和』は、みんな同じという意味ではなくて、違いを互いが受けいれている状態のことを『和』というのではないかと思う。




それで言ったら、この映画。

「和をもって尊しとなす」

を表現している映画ではないかと思う。

以降、ちとネタバレ




主人公のチャンは、真面目でちょっとお堅い人物。

対して、フィンランド人のルシカはこう言う。

「本音で話して、社交辞令はややこしくするから」



かたや、チャンの誠実さや、プロの料理人として真面目に磨いてきた技術や知識は、周りの人を幸せにし始める。



異文化の中で生きてきて、思考や生き方が違う者同士。

互いの違いは当然の如く、惹かれあっていく。←恋愛映画ではない



『違うからこそいいのよね~♥』

と思った。



それと周囲の人たち。

がっつり蜜な関係ではない。

実にライト。



意識的でない思いやり。

思いやりが臭くない。

もおー、思いやりなんて言葉は使わなくていっか!笑



こういうの、精神衛生的に実に健康だと思う。

感情も思考も、実に自然。




それにしても…

作中に出てくる料理が美味しそう(´﹃`)

上海でレストランを営んでいたチャンが作る中華料理は、医食同源に基づいた本格料理。

あらためて、食は薬なんだなって自覚しました。

そんな意識で、またお料理をしたいなと思うのでした。





ウチのPが。

「北欧好きでしょ、カフェやりたいでしょ」

と言って、誘ってくれたけど。

あれ、自分が観たかったんだよね。



「ああいう、その場だけ楽しいのでなくて、あとで何かに触れて思い出す映画が好きなんだよね」


と言っておった。




それは私も同感!



この映画の空気。

なにかの拍子で、ふと思い出して。

その時の自分で味わうことになりそうだ。