のつづきです。
沖縄本島最北端、辺戸岬
正面には与論島
左手には、伊平屋島と伊是名島
ここも熱帯カルスト地形です。
エメラルドグリーンの海に珊瑚礁・・・
とは打って変わって、荒々しさのある海。
「祖国復帰闘争碑」と記されています。
沖縄の施政権がアメリカ合衆国から日本に返還されたのち、この「祖国復帰闘争碑」が建てられたそうです。
当時の戦争中の記事を読むと、どれほど苦しい状況だったのかと胸が苦しくなります。
この辺戸岬も例外ではなく、本土復帰はどれほどの願いだっただろうか。
この碑の下に、碑の全文が刻まれています。
その一部、最初と最後の内容を抜粋します。
吹き渡る風の音に耳を傾けよ。
権力に抗し復帰をなし遂げた大衆の乾杯の声だ。
打ち寄せる波濤の響きを聞け。
戦争を拒み平和と人間解放を闘う大衆の雄叫びだ。
〜
しかるが故にこの碑は、喜びを表明するためにあるのでもなく、ましてや勝利を記念するためにあるのでもない。
闘いをふり返り、大衆が信じ合い、自らの力を確め合い、決意を新たにし合うためにこそあり、人類が永遠に生存し、生きとし生けるものが自然の攝理の下に生きながらえ得るために警鐘を鳴らさんとしてある。
安須杜(アシムイ)四峰です。
左からシノクセ・アフリ・シジャラ・イヘヤ。
右から、額、鼻、口、顎と、峰の重りが釈迦涅槃の横顔に見えるといわれています。
鼻のイハヤと、その左のシジャラは、大石林山にて巡ったところです。
辺戸岬の観光案内所にて。
紅型染め
紅型(びんがた)とは琉球染物、沖縄を代表する伝統的な染色技法のひとつ。
素敵すぎて、見惚れる。
さあ、そろそろ本部町に戻りましょうか。
今度は、58号線を南下します。
海を右手に、気持ちのいい道は続きます。
ヒョイっと左手に「前田食堂」と看板あり。
「あの前田食堂か!」
と、Uターンして引き返す。
ここです。
地元の人が通うお店に行きたいので、そんなお店をピックアップしてました。
その中のひとつ。
前田食堂
券売機で食券を買います。
うーーーーん
しばし悩む。
定食も捨てがたいが、ここは「ソーキそば」でっ
小を頼んだけど、十分な量。
上品なお出汁に、ソーキは少し甘めの味付け。
ホロッとして柔らかい。
「う、うまっ」と、結構な速さで完食。
私の他には、やはり地元の方だろう家族連れ、仕事あがり風のおじさんなどが訪れていました。
さて、また出発しますか
つづく