のつづきです。
16時出港の高速船で安座真港に戻ります。
レンタカーに乗り、次は斎場御嶽(せーふぁうたき)へ。
車で、5分ほどの道のり。
チケットを購入。
チケット売り場の方に、「入場は4時半だから急いでね」と教えてもらう
斎場御嶽までは徒歩10分ほど。
急ぎ足ですっ
入り口で、ギリセーフの入場者を待つ係の人。
どうやら私のような人は他にもいるらしい
斎場御嶽を巡るための注意事項を聞いて、さて、出発。
このような道を進みます。
途中、艦砲穴という沖縄戦のときに受けた砲弾の穴が埋められずに残っていました。
こんな場所まで、戦禍に遭っていたとは。
あとで調べてみたら、久高島も例外ではなかったそうです。
「シキヨダユルアマガヌビー」と「アマダユルアシカヌビー」の壺
二本の鍾乳石から滴り落ちる「聖なる水」を受けるために置かれた壺。
昔から祭事に使われる大事な聖水です。
賽銭を投げたり、手を触れてはなりません。
三庫理(さんぐーい)
沖縄創世の女神「アマミキヨ」が創ったとも言われています。
巨大な岩同士がバランスを取り安定している様子から、「安定の場所」ともいわれているそうです。
ここを抜けると・・・
久高島が見えます。
この場所は、琉球王国時代の最も格式の高い御嶽と言われている場所で、琉球国の神事が行われていた場所です。
しかし、それ以前から重要な場所であったようで、ここから金製・玉製・ガラス製の勾玉などが出土しているそうです。
首里城、斎場御嶽、久高島は、東西に一直線に並んでいます。
ここに来るまでに、大庫理(うふぐーい)、寄満(ゆんいち)などの儀式を執り行う場所があったのですが、艦砲穴と同じく写真に撮る気持ちが起きませんでした。
ただ、帰りに大庫理(うふぐーい)で足がとまり、ふと写真を撮ろうと思いました。
そこには、大庫理に手を合わせている女性がいました。
この斎場御嶽にとても敬意をもっていらっしゃるのを感じました。
振り返った女性はとても美しくて、パッと華やいだ笑顔を向けられ、「こんにちは!」と挨拶をされました。
私はその瞬間、晴れやかな気持ちになり、「こんにちは!」と挨拶を返していました。
実はこの日、沖縄に来てある自分を見せられて、それについて小骨がずーっと喉に引っ掛かっているような感覚・・・
どこかで気になっていました。
もう要らない感情。
その感情を持ち合わせていない姿がその女性にあったのでした。
もう、そこにフォーカスしなくていいんだな、と直観的に感じて手放しました。
私にとっては、彼女は何某かの女神・・・でした
その女神と出逢った場所。
大庫理(うふぐーい)
さーて。
高速道路に乗って、本部町に向かいます
つづく