ウチのパパ。
GWにバイクの後ろに息子を乗せて、パパの実家に行くべく、以前から休日をバイクの修理とメンテナンスに費やし、準備をしておりました。
先日、慣らしで、二人で数時間流して帰ってきました。
息子。
「すごく楽しかった」と。
「へ~~、それはよかった」と母。
「でも、寝そうになった」
・・・・・・・・・
「なぬ?」
「・・・・・」
「寝たの?」
「ちょっとね」
このとき、この恐るべき遺伝子の脅威に恐れおののいた母であった
パパとお付き合いをしていた当時、よくバイクの後ろに乗ってあっちゃこっちゃ遊びに行っていた。
そのたびに、チョイチョイ眠気に襲われて、ちょと気が飛んでいる瞬間があったのである。
パパの腰にまわしていた腕がスッと力が抜ける瞬間があるらしく、パパはパパでハッとするらしい。
停車して。
パパ
「また、寝てたでしょ」
ぷん
「いやーまいったねー」
パパ
「よく寝れるね」
ぷん
「うん、よく寝れるよねー、自分スゲーレアじゃね?」
アハハ・・・ハ・・ハ・・・・
と、笑ってはみたものの。
このままだと死ぬかも知れん
だが、バイクで遊びには行きたい
両者を叶えるためには・・・・・・・・・・・・・
免許とるか
と、中型免許を取りに教習所に通ったのである。
さすがに、自分で運転しながらは寝ないだろ。
ふふーん
・・・・・・・・・はい?
今回は、ご期待にお応えいたしませんよ。
アンタのことだから、運転しながらだって寝るだろって・・・
イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ
さすがにそれはないけどぉ・・・
教習所のフェンスに突っ込んだことがあったね。
教官に、「なんかぁ、バイクが勝手に突っ込んでった」って説明したら、
「イヤイヤイヤイヤ、それはないからね」と優しく諭されたね。
一本橋でわざわざ水たまりのある場所に狙ったようにコケて、ビショビショになって、教官を喜ばせたりもしたね。
教習最後の方になったら、なんだか教官の皆さんが子どもを見守るような優しい視線を送ってくれるようになっていた。
こんなでも、卒検一発合格。
教官も喜んでくれました。
しかし楽しすぎて、教習所に通うのが終わると思うとちょっと寂しかった
とはいえ、今度はバイク2台でツーリング
初めて、中央道をバイクで走行。
めちゃくちゃコワイので、80㎞/hで走る宣言のもと安全第一で高速に乗った。
車も少なく、快晴の空に山も見えてきた。
気分サイッコーーーー
速度も上がってたと思うが、これくらいのスピードなら全然怖くなーい
すると、後ろについていたパパが、私を追い越した。
「ふむ、これなら大丈夫だなと、先に行ったなぁ、追い越しちゃうもんね」
ブーーーーン
追い越したら、また追い越しやがった。
「おいおい、そっちがその気なら」
ブーーーーン
したら、ヤツがまた追い越しやがって、今度は腕を振って次のパーキングに入るよって。
「よし、休憩ね」
って、パーキング入って、駐車して。
ヘルメットをはずしたら
怒られた
パパ
「何キロ出てた?」
ぷん
「見てない」
パパ
「まったくもうっ、そういうの直線番長って言うんだよ」
ぷん
「直線番長~~~ウケるぅ~~~」
パパ
「とにかく、この先はオレの後ろ走って」
と、それからパパに先導された。チッ
そして、旅行2日目。
さーて、今日はビーナスラインを走るんだいとウッキウキ。
街中を抜けて、だんだん山道へ。
しばらくして、私のバイクに異変が
スピードが落ち、ついに止まってしまった。
だがしかーし、先導しているパパは異変に気付かずトットコさきに行っちまいやがった。
他に車も通らず、山の中にポツンとひとり残された。
とにかく、パパが戻ってくるまでステイな私。
きっちり20分は山に取り残された。←パパのヤツ、ずいぶんのんびりした性格なので気づくのおそっ
やっと戻ってきたパパ。
私が山道を外して、崖下でひっくり返っているんじゃないかと焦ったらしい。
自分でも想像に難くない
当のバイク。
壊れたと思いきや、ガス欠だった。
ぷん
「えーーー どうすんのよぉーーー もーーーーっ」←すっかり被害者
そこでウチのパパ。
タラララッタラー♪
パパ
「ガソリンタンク携帯缶~」
ぷん
「なによ、それ?」
パパ
「こんなこともあるかと思ってね、ガソリンを携帯してたんだ」
ぷん
「やるじゃん」
・・・・・・・・・・・
ぷん
「待てよ?わざわざそんなの準備するより、山に入る前に給油しときゃいい話じゃん・・・」
パパ
「そうとも言うね」
ぷん
「そうとしか言わねーだろっ」←すっかり被害者
そうこうして、危機を脱し←すべてパパ任せ
いよいよ、ビーナスラインへ。
コチラは画像拝借
どこまでも青い空に、緑の山々。
そして、この解放感
気持ちよきかな~
見晴らしのいい休憩所でひと休み。
シートの上に置いておいた私のヘルメットが落ちた
道が下りだったお陰で、ヘルメットがコロコロコロリン・・・駆け下りていく
お気にのマイヘルメットを必死に追いかける私
必死の形相でやっとのこと捕まえて、息切らせ帰った私に、ウチのパパ。
「おもしろいものを見せてもらったぁ」だと。
しかし、これは、すべて人任せの好き放題やってた天罰か・・・?
更に、傷だらけのヘルメットが私の気持ちをブルーにさせた・・・・・
のは、ほんの10分足らずのことでした←単細胞というかホントにコレでいいのだろうか
そんなこんなで、バイクツーリングは楽しかった思い出のテンコ盛りぞうです
・・・と。
そうそう。
息子がバイクの後ろで寝る話し。
息子
「一度、眠いモードに入ると、そこから抜けられないんだよねぇ」
と、聞き捨てならねぇことを言う。
とはいえ、言ってることがわかり過ぎるほどわかる
ぷん
「じゃあさ、眠いモードに入ったと思ったらパパにすぐ知らせてさ、とにかくバイク止めてもらって、休憩するなりしてよぉおねげーだからぁ」
息子
「わかった」
それと、もうひとつ大事なことが。
それは、ばあば&じいじ対応。
「学校どう?勉強してる?どこの高校いくの?将来どうするの?」
の質問攻めへの対応のこと。←そのまま放置すると、銀行員になれ、公務員になれ、資格とれだ、年金は納めろとかクソつまらんことを言い出す
息子
「あぁ、それ?高校は○○高校に行って、大学行って、IT企業に就職するって言っとく」←まるっきりテキトー
その他の質問に関しては、いつものヘラヘラ対応で行くらしい。
我動じずなり。
パパも、「おぉ、口裏合わせとかなきゃな」だと。
そんなこんなで、パパの実家へ。
レッツラゴー
彼らが出掛けて、数時間後・・・
『連絡つかないから、帰る』とLINEあり。
義両親は、事前に行くよって連絡してから向かうと、朝から「家出たの?今どこ?何時に着く?」と連絡が頻繁に入る。
オマケに、バイクで二人乗りで行くなんて言ったら、あーでもないこーでもないと後が大変
なので、適当な頃合いを見計らって、これから行くよって知らせる戦法だったのだが、何度電話しても出ないし、既読もつかないと。
旅行にでも行っていて、着いたら留守だったってのは避けたいから、このままブラっとして帰るということだった。
あ~ぁ、ひっさしぶりのおひとり様時間が・・・
すっかり、昼飲みしてゆっくりしてたのに・・・
夕方。
「ただいま~」と、息子が真っ先に私の部屋へやってくる。
振り向いて、満面の笑みを浮かべてしまう母。
やっぱ、一緒がいい~~~