ミラノに戻った週末は、まだまだ人も少なくて、バカンス真っ只中、という様子でしたが、この一週間で、クルマも増えてきて、徐々に日常が戻ってきてます。でも、学校の再開は10日過ぎなので、本来のミラノに戻るのは、あと一週間というところかな。

三週間もお休みを取ると、仕事の復帰が厳しいんじゃないか、と思われるかもしれないけれど、実はそんなことないんです。三週間以上取ると、仕事から完全に切り離されて、非日常を堪能できるから、カチッとスイッチする感じ。これが二週間未満だと、カチッとはいかないっていうか、私はそういう感じです。
とは言っても、元来、仕事嫌いですから、笑、リフレッシュして仕事が楽しく感じる、みたいなことは一切ございません!

さてさて、昨年に引き続き、今回の旅も同じ友人と二人旅で、運転手は私だったので、出納係は同行者にお願いしました。
その旅の費用を教えてもらったので、備忘として書いとこうと思います。

宿泊代(13泊) 1171ユーロ
クルマ関係(総走行距離4280Km)
 高速代 162ユーロ
 ガソリン代 326ユーロ
 駐車料金 26ユーロ
 そのほか12ユーロ
食事関係 
 食料品(自炊用) 178ユーロ
 外食 280ユーロ
各地入場料 145ユーロ

総額 2300ユーロ、一人分1150ユーロ

全部こみこみで、一人頭この金額は、安いですよね~。


(二泊した、カタルーニャのアルファArfaという村。気のいいお母さんと機関銃トークの娘さん、面白かったな。)

宿泊は、行き帰りのフランスの二泊だけがホテルで、他はすべて台所付きのアパート。予約に遅れを取ったのもあって、どこも若干高めだったと思いますが、
でも、その分、宿によっては2ベッドルームだったりして、同行者のいびきなどに悩まされることもなく、笑、快適に休めました。


(五泊もしてしまったアラゴンとカタルーニャ州境のArenの宿。目の前のガソリンスタンドで、何度も給油したけど、併設のレストランでは、お食事のチャンスがなかったのは残念でした。)

高速代が、びっくりするほど安いのは、スペイン国内での高速仕様がゼロだったからです。そして、イタリアからフランスへも、トンネル通過料金が発生するフレジュスではない一般道の国境を越えているからです。

単純な距離で行くと、ミラノから、今回最遠の場所までの往復が2300キロほどだったので、スペイン国内で2000キロほど走っていることになるようです。
高速代とガソリンの半分が往復台で、その他が現地移動台とすると、往復の費用が325ユーロで、現地移動台が160ユーロ強。いずれも二人分と考えると、すっごい安いです。


(フランスのBeaucaire近辺。川の中州のようになっているところに道があり、そこを走ってたどり着く丘の上。)

ドライブの楽しさは、美しい風景、そして小回りが利くところ。
ここいいね!と思ったとて、必ずしも、簡単に停車できるわけでもないですが、でも、公共交通に比べれば、かなり自由がききます。

とはいえ、今回、アラゴンのど田舎で道に迷い、GPSはもとよりグーグルも機能せず、気付いたらひどい砂利道…。その上、いきなり道に飛び出してきたウズラの親子に道を阻まれ…、なんてこともありますから、良いことばかりではないですが。



結構山の中で、牛が横断中に遭遇したことも。
カーブの多い山道なので、後続車がすごい勢いで来ないことだけを祈って、牛さんのフリーダムな横断を待つしかなく…。



いい加減路上で固まっていましたが、何がきっかけになるのか、何かの拍子に、ぞろぞろと行進が始まると、あっという間にいなくなりました。
なんだかちょっぴり楽しい時間でした。



食事は、ほぼ自炊。
外食は、13泊のうち、夕食4回かな。ランチは、いつもおにぎりを持参しています。
ということで、食料品は全朝食と夕食9回分。私は酒飲みなので、毎回アルコール付きだと考えると、ほんと安上がり。たった四回の外食の費用を見れば、自炊って如何に安くつくか、よく分かりますよね。
一人旅の時は、お惣菜を買って宿で食べることはあるけれど、ちょっと寂しいし、地元の美味しいものも食べたいので、基本自炊はしたくない派ですが、同行者がいれば自炊もまた楽しいし、ってところです。自炊は、時間的にも融通が利いて楽、というのもあります。特にスペインは、夕食が遅いですしね。

昔は、マイカーで何千キロも走るイタリア人って、頭おかしい、とか思っていましたが、笑、いざ自分でやるようになると、なんか納得。高速料金が安め、というか、家族何人もいたら、かなり安いはずだという理由が大きいと思うけれど、実際運転って、慣れてしまうと、長距離でもさほど大変じゃないんですね。

わたし、運転は得意ではないですし、今でもめっちゃ緊張してます。今回など、山道が多かったので、常にハンドルをきゅっと握っていて、左の中指と薬指の第二関節に豆が出来そうな勢いでした、笑。
こっちは左ハンドルで、左腕の力が弱い私として、左にハンドルを切るときに、すごく力入ったりしてたんだと思います。本当に小刻みな山道多かったんですよねぇ。
それも、連日数百キロ走るわけですからねぇ。それにしても、マメ、まで行かないけど、ちょっと指の皮がむけたりするような緊張の運転は初めてだったな。それでもね、別に、運転したから、より疲れた、というのはないのが、おそらく運転歴、これでも23年のなせる業かもね。

そう考えると、生まれたときから運転してるんじゃないかっていうイタリア人が、何千キロなんて屁でもないぜ、っていうのは分かりました。

というわけで、もしかすると、来年もまたスペインを目指してしまいそうな…。


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