4年ぶりの一時帰国、その4

勝浦でお魚と戯れた後は、町に出て、ランチとしました。



”すし食堂のだちゃん”という小さな寿司屋さんで、良さげな握りと島寿司を、姉とシェア。弟はチラシだったかな。
赤酢のしゃりで、美味しかったですけど、なんかちょっと独特な雰囲気のお店というか、俺の勝手でやってる店主的なお店というか…。追加注文禁止とか、意味わかんないし、笑。
店主は、おそらくおしゃべりが好きなようで、我々のおしゃべりに割り込んできたり、まぁそれはご愛敬でよいですけれど、常連さんが来たら、二人の世界でおしゃべりをされていて、なんというか、ちょっと嫌な感じもあったかもねぇ。特に、ご夫婦の常連さんだったけど、夫と店主が共通の趣味の話を延々としてるなか、奥方は無言とか、さっきは、勝手に人様の話に割り込んできた割に、こっちは無視とか、なんか居心地は良くないよね、そういうのって。なんせ、ミクロなスペースだけに、さっさと食べてさっさと出ようって気持ちになりましたわね。
店名が思い出せなかったので検索して、ついでにグーグルの評価を見たら、同じような経験をされた方も多数で、お料理についても賛否色々でした。
レストランは、もちろんお皿が一番重要だけど、雰囲気居心地によって、味わいも変わったりするよね。

お店は、遠見崎神社の目の前で、って、実は何も知らなかったんだけどもさ。



このこじんまりとした神社、結構有名なんだって。
奥に見える石段、60段あるそうなんだけど、ひな祭りの時、そこに1800体のお雛様が飾られるんだそうです。写真で見ても壮観で、とても素敵。



石段だけは登ったけど、さらに奥があるようでした。
ひな壇と化すと、会談はびっしりお人形だから、お参りできないみたいで、それもどうよって感じだけども、笑。とはいえ、ちょっと見てみたい感じ。
ちなみに、社務所みたいな建屋の脇に、お水取りの方は云々、と書いてあったので、美味しいお水なのかと思って、ちょっといただいたところ、めっちゃかなっけすごくて、うっとなりました。水道管さびさびだね、あれは。お茶にしたらうまいのか?

そして、東京に向かう前に、写真を見て興味をそそられた観音様に立ち寄ることにしました。



笠森観音
なんでも、坂東三十三観音の31番目の札所ということで、有名なお寺さんだそうです。そして、本当にすごいんですから、千葉県よ、鋸山だけじゃなくて、売るところ、もっとあるだろう!?と𠮟りたくなりますよ、笑。

ちょっとした高台にあるので、駐車場からえっちらおっちらと参道を登るんですが、そこがすでに森。足元は整備されているものの、結構な急坂なんです。めっちゃ、雰囲気ある。



で、登ったら、さほど広くない境内の先に、これだもんね。



こんな、いかにも古めかしい木造の階段を、実際に登れるってだけで、感動しませんか?それも、階段上るだけなら無料(お布施の窓口は上にあるので)。もちろん、登って引き返すなんて罰当たりは人はいないでしょうけどもさ。
実際、階段上るだけでもイベントですよ、これは。
そして、なんもない時期の平日であることを考慮しても、訪問者少なすぎだよ。



上からの眺め、素晴らしいの。今頃は紅葉で、うっとりだろうねぇ。この時はまだ早すぎだったのが残念です。
山奥みたいな立地ではあるけど、周囲は普通に畑などが広がる里山で、電車やバスの駅も、徒歩5分の所にあるみたいなんだけど、上からの眺めは四方とも、深山の雰囲気で、これは心が洗われます。有名で人が溢れかえっている京都のお寺よりもずーっといいよね。



装飾的な木彫りなどはないのだけど、その簡素さがまた清々しい作りです。ここはやはり建築だよね。
この観音堂は、1028年に建立されたとあります。11世紀、それも初頭!
私は常日頃研究しているロマネスクの聖堂と同時代、木造でこれほどの洗練された建築が可能だったということ、そして、千年生きながらえているという驚愕の歴史に絶句いたします。



写真を見たとき、清水の舞台みたいだと思ったんだけど、これは、「四方懸造」という建築様式で、日本唯一なんだってさ。相当修復などもされているに違いないけど、とにかくすごい。



階段の途中から、岩山に建てられた支柱の柱を見ることが出来て、ますます驚く感じです。
いやはや、千葉ったら、謙虚だよね。こんなにすごいもの、持ってるのに、黙ってるもんな。勿体ないよねぇ。

ということで、温泉旅行編はおしまい。
その他、備忘がだらだらと続きます。

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