フオリサローネ2023 その3

ミラノ大学Universita' degli Studi di Milano、続きです。



Ian Berry
The Greatest Story Ever Worn with Levi’s

ハイファッション・ブランドの、現代アートやインテリアなどへの参入は、もはやニュースでもなんでもないんですが、リーバイスのようなカジュアル系も、なんですかね。それにしても、150周年って、洋服のメーカーとしては、なかなかすごいですよね。でも、インテリアの祭典に参加する意味は分からないなぁ。ブランド・イメージ戦略ってことなのかもしれないけど、自社の150周年記念を自慢げに大声で叫ぶって、やっぱり意味わかんないな。
ちなみに、イタリアでは、多くの人が「レヴィス」と認識してると思います、笑。



巨大猫がいた。
毎回、マスコット的な動物フィギュアがあるように思いますが、今回のこのにゃんこは、写実が過ぎて、デザイン性薄くて、今までで一番好感度が低かった、笑。





お休憩所、見たいになっている一角に、いろんなポーズのやつらがいたけど、にゃんこ好きだけどデザイン性重視の私でもこれは全然嬉しくないやつ。本気で動物好きだと、結構写実ラブだから、きっと私は本気で愛してないんだろうなぁ。まぁ、同棲したこともないし、そんなもんやろ。



Ma Yansong and Andrea D’Antrassi / MAD Architects
Momentum with AXA IM Alts and L&L Luce & Light

巨大なメタルの立方体が地面にめり込んでいる的な。そして時々蒸気がぶわーって出てきてます。説明は読んでないけど、きっとこれもエコ関係のなんかなんだと思います。
でも、アートとしてはきれいかもで、メタルの表面が、周囲の風景を写し込んだり、夜間は明りがともって、白くぼーっと浮かび上がるみたいな仕掛けになってるみたい。照明メーカーさんの展示らしいから、照明フューチャーということなんでしょう。



こういうスペースにあるから、それなりにはまりますが、風景にアクセントを与える以上ではないかもね、辛口。夜見るべきものかもね。



Moai of Urbansolid with Fidenza Village

唐突に出てきたモアイ像。日本人はモアイ大好きだから、ほとんどの人が知っているアイテムだけど、イタリアでもそうなのかな?それにしても、なぜアウトレットがこんな出展をしているのかは、例によって不明。
今写真を見ていたら、モアイ像、落書きされてるんだね、って気付いた。いわゆる建物損壊とかに当たる行為。
現場では、地の色もいろだし、模様としてしか認識できなかったわ。
だから、なんか言いたいんだろうね、ってことは分かったよ、笑。でも、アウトレット…ふむ。



Paola Navone - OTTO Studio
100% Pasta with Eataly

なんかすっごい分かりやすい。100%パスタ、出展者は食のデパート、イータリーだもんな。イタリアを代表するトマトのパスタのソースを、トマトまんまっていうのがミソかしら。
うがって考えると、トマトは南米原産で、イタリアに昔からあったわけじゃないから、そのあたりの歴史を考えると、移民問題だったりとかそういうものにも…、って見方は、多分想定されてないと思う、笑。でも、現代アートって、そういうとこあるよね。どう見るのも自由だからさ、それもあり。でも、考えすぎると面白くなくなる。
これは、ミラノのイータリーでの展示の宣伝みたいなものらしく、今回あえて立ち寄らなかったけど、イータリーのミラノ最大店舗でも、同じアーティスト規格の何かがあったのかもしれません。



Annabel Karim Kassar Architects
A modern Cabinet of \curiosities with Annaka

上の方の緑は、後方の樹木のもので、作品は手前の、木とアクリル板でできたやつ。ちょっと並べば入れそうだったけど、階段上って、隙間から外見て、くらいのものにしか見えなかったので、入場はしませんでした。
説明を読んでも、階段や踊り場で、一つの構造が鵜方を変え、その場所や光のバランスやあり方の再発見がどうのこうのとありますので、やはり、ただ階段上って降りるだけだったんでしょう。別にこの色アクリル板通した光はどうでもいいやって感じ。発想に斬新さがないよね。
Annakaというのも、照明関係のメーカーさんみたいです。



Bruno Simoes
Temporal - Interactive installation with ApexBrasil

上のすぐ横にあったこれは、見た目、巨大なコケ玉。こうなると、中が気になるじゃないですか。なので、こっちは数分並んで入場しました。
そして、その強烈なにおいにくらくら…。



内部全部緑で、おそらくその匂いだと思うんだけど、強烈な野生とか土のにおいがこもりまくりですごかったです。
仕掛けは何もないけど、これは印象強く残るわ、匂いって、刻み込まれるとこあるよね。
タイトルにあるけどブラジルの出展者で、アーティストもブラジル人ぽい。
ブラジルは、この大学の一角で、毎回大きなスペース使って、ガチの家具の展示をやってるくらい、すごくインテリア産業に力入れてるんだと思うけど、樹木とか自然系のマテリアルが豊富とかで、もともと盛んなんだろうか。家具は、後でちょっと紹介しますけれど、洗練されたデザインも多くて、魅力あります。
この展示の解説には、一時インダストリアル方向に行った後、また自然快適なムーヴメントが、的なことがあって、現在のエコとか再利用とかそういったことなのかな。
でも、ブラジルの家具売ってる店舗は知らないんだけど、どういう入り込み方してるんだろうな、イタリアや欧州のマーケットに。



Odile Decq Studio
The Synesthetic Swiri with Whirlpool

透明なアクリル板とかアクリルの柔らかいのれん見たいので形作った建物で、透けてるけど、反射もして、外の様子が写り込んでしまって、分かりにくいですね。
内部には、ゆがんだ鏡も壁も設置されていて、狭いスペースだけど、鏡に翻弄されて、訳が分からなくなるやつね。



この、赤い丸の場所に立って、鏡壁に目を近づけると、すべてが変になって、最近ちょっとめまいがある私は、倒れそうになって、慌てて離れましたとさ、笑。あ、この、いかにも歩きます!スタイルのおばちゃんは本人です。

光や色彩の遊びを体験しつつ、自身の感覚を研ぎすます経験を味わう、みたいなこと書いてあります。ウイルプールは白物家電のメーカーですよね。

あと、ほんのちょっとだけど、写真が多いので、一旦切ります。


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