シンガポールダイアリー

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シンガポールでの生活

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今週若い友人とお茶する約束をしている。

 

どんだけ若いかっていったら奥さん、年の差実に28歳。

これはもう親子といっておかしくないとかそんなんじゃなく、まんま親子でしょう。

 

昭和の昔なら割りと遅めの子くらい。

 

日本の漫画とコスプレが大好きなフィンランド人(仮)男子、仮に名前をウィリアム君としましょうか。

 

ウィリアム君と知り合ったのは1年ちょっと前。友だちの家でのハリラヤのパーティーでのこと。

 

尚、ハリラヤというのは、イスラム教のラマダン(断食)が終わった後のお祝いで、シンガポールでは祝日になっているほどメジャーなイベントである。

 

ラマダンやハリラヤについてはまた書く機会があれば書きたいと思う。

 

ウィリアム君とは漫画の話で気が合い、その後私の持っている英語版の漫画を貸してあげたり、折にふれてウィリアム君のコスプレの写真が送られてきたりして、年齢の壁を越えて友だちづきあいをさせてもらっている。

 

そんなウィリアム君だが、ご両親が事故で亡くなったという話は本人から聞いていた。

 

いつ?とかどんな事故?とか突っ込んで聞くほど親しい間柄でもないので、小さいころ交通事故で亡くしたかなにかかな?となんとなく勝手に想像し、

I'm so sorry

ご愁傷様です、と述べるにとどめていた。

 

そして、ときどきウィリアム君が、お母さんに会いたいよ、というような投稿をFacebookにするのを見て胸を痛めたりもしていた。

 

そんなウィリアム君と出会ったきっかけになったハリラヤのパーティーを主催した友人からたまたま連絡がきて、ウィリアム君の話になった。

 

私が、今度会うよ 笑、と伝えると、少しの間があって、

あのかわいそうな子についてちょっと話をさせて

というメッセージがきた。

 

続いて送られてきたのは、数年前のある飛行機事故のニュースのリンク。乗客乗員全員が亡くなった悲惨で痛ましい事故である。

 

これにウィリアム君のご両親と幼い妹さんも搭乗していたのだという。

 

あの子は本当にかわいそうな子なの。私たちはあの子のマムになってあげなくてはね。

 

と友人に言われた。

 

あれ?なんか今若干釘さされた?

 

私がウィリアム君と会うのは漫画の話などをするのが楽しいからである。が、それ以上に、幼いころ(実際にはほんの数年前だったわけだが)両親を亡くした若い青年に大好きな日本や漫画の話をしてあげたいという母心のようなものがそもそもベースにあっての友情なのである。

 

しかしはたから見ると、いい年して若い男と友だちづきあいをしていると思い込む痛い中年に見えるのであろうか。

 

はたまた、そんなふうに疑心暗鬼になるのも四十代最後の誕生日をすぐそこに控えているせいであろうか。

 

ともあれ、漫画でも何でも私なりにできる形で、少しでもウィリアム君の力になっていけたらいいなと思うのである。