だいぶ久しぶりの更新ですが、先日の共通テストやってみました。その感想です。

 

ちゃんと解くのは共通テストになってから初めてですが、自分が受験生だったセンター試験と本当に様変わりしたなあと思います。まあ正直、以前のことについて語ってもこれからの受験生にとっては意味ないと思うのですが、それを分かっていても書きたくなるくらい変わったなあと思います。

 

[リーディング]

・文法・語法問題が無い

びっくりすることに、文法・語法問題が全くありません(発音問題もなくなりました)。長文の中でそれらを解かせる形式もありません。

センター試験はけっこう難しめの文法問題も出ていましたが、それを気にする必要はあまり無くなりました。

もちろん文章の中で文法語法は多々使われていますし必要ですが、例えば[使役動詞のgetはtoが必要なのか]や[althoughに副詞的用法はあるのか]といった文法語法を覚えていなくても、訳せられるのなら問題ないということです。

 

・読む量が多い

とにかく読ませます。文法語法発音問題は一つ一つは短いし、知ってるか知らないかみたいなところがあるのである意味楽というか、そこまで頭を使わないのですが、それが無くなってさらに読む量が増えた結果、ずっと急いで読んでる感じです。ビジネス的なのは出ませんが、TOEICに近くなった印象です。

普段から速読をする、返り読みをしない、時間配分の目安を決めておく、時間内に大量の文章を読むといったことが必要になってきます。

語彙力がそこまで問われない問題で良いので、目標時間を短めに設定しておくのが効果的です。

また設問文(に出てくる特徴的な単語)を先に見ておくと、本文にどういうことが書かれてあるかある程度想定できて理解しやすいです。

 

・図表を見て解く問題が多い

図表を見たり要約を埋めたりする問題が多いです。この問題形式に慣れておく必要があります。共通テストを意識した問題を解きましょう。

 

・設問文は言い換えなどに注意

本文自体は読みやすいのですが、選択肢の設問文では言い換えられていたり、ちょっとした計算が必要だったりする問題があります。また、本文の根拠となる部分をピンポイントでしっかり把握しておかないと分らないものや展開の順番を問われる問題もあります。これも共通テスト対策用の問題を解くことが良いでしょう。

 

・難しい単語はそれほど多くはないが…

私は英語がものすごく良くできるか、英検1級やTOEIC900点レベルかと言われれば正直全然そんなことはないのですが、今回分からない単語や熟語はほとんど出ませんでした。私は当時の受験期の語彙量を何となく覚えていて今より遥かに少なかったのですが、その時でも分からない単語はそれほど多くなかったと思います。文章は多いけど読みやすかったです。ただそれも、高2の終わり頃に語彙量が全然足りないことは自覚していて、単語を覚えることをすべての勉強の中で最優先でがんばり続けた結果です。実際、語彙量はものすごく大事です。分からない単語があればあるほど、理解度が下がるだけでなく読むのも遅くなります。早い段階から継続して取り組みましょう。高3から単語を頑張ってる人はかなり焦ったほうが良いです。二度三度覚えたものでも忘れるので。

 

 

[リスニング]

・発音を意識して普段からリスニングに慣れておく

入試に使う割合はまちまちなのですが、昔より全体的には重視されるようになりました。

もちろん問題形式は知っておく必要がありますが、普段から短い会話や簡単なスピーキングでも良いので、聴くことに慣れておくことが重要です。発音やアクセント、言葉同士がつながる言い方(リンキング)、場面想定などを意識しながら聴きましょう。

これに関しては、売ってる教材じゃなくてYouTubeや英会話ラジオ等無料で聴けるものが溢れているので、それらを活用しましょう。

 

・いろいろなスピーカーに慣れておく

私がリスニングの苦手なところを挙げるとすれば、話し手によってどうしてもクセが出てしまうことです。TOEICで生理的に無理なクセの強いしゃべり方の人だった時はしんどかったなあ…共通テストでも複数のスピーカーがいるので、いろんなスピーカーに慣れておく必要はあります。

 

 

こんな感じです。

テストにおいて傾向と対策はとても大事で、早い段階からやっておくと身につきやすいです。