三重遠征。神島タイムアタック | ぼっち隧道

ぼっち隧道

ぼっちの遠征ぼっちのハンドメイド
ぼっちゆえ誰にも見てもらえないのでブログに記録するよ

3月某日。三重県鳥羽の神島に行ってきました~!爆  笑

鳥羽マリンターミナルから鳥羽市営定期船「しおさい」に乗って30分ほどどんぶらこ。

船に乗るとか久しぶりすぎて、思ったより揺れる~~!水しぶきの音がすごい!!と、ちょっとしたアトラクションに乗ったような気分で楽しんでいました。

 

 

神島と言えば、三島由紀夫の『潮騒』の舞台のモデルになっていることであまりにも有名ですよね。私も拝読して、聖地巡礼したい!!と意気揚々に予定を立てました。八代神社にまず行って、そこから灯台に行って、監的哨跡は絶対にはずせないよね~~などなど。

 

 

しかし私はあまりにも重要なことを忘れていたのです。船の便は限られているということを…。

 

 

まず鳥羽からの便は、時間の都合上14時発のものにしか乗れません。そして島から戻ってくる最終便が15時50分。つまり、島に滞在できる時間は1時間20分だけ。搭乗するのに慌てたくないので10分前には神島港に着いていたいし、実質探索できるのは1時間ちょっと。事前に調べたところ、神島港から監的哨跡までの移動時間が片道50分となっていて、これはどうしようもない。万が一最終便に乗れなかった場合、島から出られなくなるのですからそちらが何よりも重要です。背に腹は代えられません。泣く泣く予定から外しました。むしろ神島灯台までも片道30分となっているので、こちらまで行くのもなかなかギリギリのようです。でも灯台までも行けないのは悲しすぎるので、こっちはなんとか頑張りたい。

 

そんな感じで、楽しみ半分と不安半分で神島に向かったのでした(損な性分)

 

 

14時30分 予定時刻通りに神島に到着!!港近くに潮騒公園というものがあって、島の案内板もあり、また島内には観光客用に立て看板(距離も書いてある)もたくさんあって幸いなことに迷うということはありませんでした。

 

まずは八代神社を目指します。時計台などを通りすぎつつ看板を頼りに進みます。さて、事前の調べによると徒歩5分ということでしたが果たして。ちなみにお察しの通り、自分なりに必死の早歩きでお送りしております照れ

 

 

14時35分 八代神社到着~~!

安心したのもつかの間、214段の階段が想像以上の迫力で心がくじける(早い)。そうなんです。平らな道ばかりじゃないのよってことをすっかり失念していたのですこの人。間に合わなさそうだったら走ればいいなんて安直なことを考えていたのです。無謀でした。この後も上りと下りのオンパレードですから~。

なんとか上りきって境内へ。『潮騒』の中で出てきたお守りとかちょっと憧れていたけど、まあ社務所とかはなかったですね。ぜ~~は~~しつつお参りを済ませて、裏に回り灯台までの道を進みます。

登りです。

 

 

 

14時48分 神島灯台到着です。

早めに着けたことに安堵しつつ、思ったよりも小っちゃい!中には入れないのかそうだよな~など考えつつ、灯台の周りをウロウロ。この日は天気があまり良くなかったので、残念ながら見晴らしはいまいちでした。

ここまで所要時間20分。出発前は灯台まですらも怪しいと思っていたのに、ふたを開けてみれば随分余裕がありました。帰り道は下りなのでもっと時間は短縮されるだろうし…。

 

 

 

 

ここで私は悪魔に誘惑されます(大げさ)。ふと目に入ったのは、監的哨跡までの案内の立て看板。距離は450m。

 

 

 

 

悪魔「いけるのでは…?」

 

 

 

………………よし。時間に余裕はある。とりあえず向かってみて、15時になってもつかなかったら諦めて引き返す。それなら大丈夫。

行ってみよう…!

 

 

450mという数値に光を見出してしまったのです。アホです。勘違いしたのです。アホだから!!

それにやっぱり監的哨跡を見たい!って気持ちが強かったんですよね~~。『潮騒』のなかでも何度も印象的に描かれるところだから。

 

 

そしてこのあと風月さんは監的哨跡を見る前に地獄を見ることになったのであった…(うまくない)

 

 

 

その450m、半分は上り階段で半分は下り階段で、行きも帰りも楽できないやつだったんです!!!!!!!!!!

延々続く階段のエグさをビジュアルで伝えたいんですけど、写真がない!!!必死過ぎて!!!!!!スンマセン!!!!!

行きに下り階段を下っているときの、下っても下っても辿りつかない感本当にヤバかった。すでに帰りにこれ上るのか…って絶望してました。写真ないけど!!

 

 

 

必死の甲斐あって15時に監的哨跡到着。必死か。

念願の監的哨跡です。中に入れる~!上まで行ける!!眺望がが良ければなあ!と一時だけは地獄を忘れてはしゃぐ風月氏。

 

 

新治と初江はこの辺で逢引してたのかな!?キャッキャ!爆  笑

 

初江が泣いていたのはこの辺かな!?キャッキャ!爆  笑

 

キャッキャ!キャッキャ!爆  笑

 

 

5分ほど滞在して写真を撮りまくり、さあ帰路につきます。

でも神島灯台までつけばあとは下りだけだ!とわかっているのでちょっと心に余裕は出来はじめるのですが体がそれに追いつくかどうかは話が別。

 

 

ほら~~上って上っても頂上に着かないじゃんこの階段!!知ってた!下ってた時から知ってた!!!

心臓はバクバクしてるし足もガクガク、10段上がってはちょっと一息、を繰り返して頂上を目指します。

頂上には確かベンチがあったはず、休もう、そこに着いたら休もう、そこまで頑張ろうってブツブツ呟きながら上がる不審者。

息も絶え絶えに、なんとか頂上までたどり着きました。疲れた~~~~~~~~~~~~~~~~~えーん

 

ベンチに座り非常食のキャラメルをご褒美に頬張る。

美味しい。滅茶苦茶美味しい。五臓六腑に沁み渡る甘さ。

今日からわたしはキャラメル信者になりますおねがい

頂上まで来ると写真を撮れるまで回復した風月氏

 

 

後は下りだけなので、テンションもだだ上がり。え?余裕じゃん余裕じゃ~~~ん!見たいもの全部見れたし、時間も全然大丈夫だし、私すごくない??すごくない???イエ~~~~~~~~~爆  笑と、さっきまでの苦労を忘れて調子に乗りながらゆっくりめに灯台、神社を経由して無事に神島港まで戻ってきました。

 

15時35分くらい 神島港到着。お疲れ様でしたー!

 

 

 

いや~~楽しかった。観光よりもタイムアタックを楽しんでいたような気もしますが、本人的には見たいもの全部見られて大満足です。

ちなみに灯台から監的哨跡までの地獄の階段は、整備されてる綺麗な階段ですよ~。ご安心を!