私は、お好み焼きが好きなので、お好み焼き屋さんを見ると入ってみることが多い。しかし、福岡では、私の好みに合うお好み焼き屋さんはない。(今のところですけどね。)
でも、お好み焼き屋さんには、ツイツイ入ってしまう。まさしく一期一会なんだけれど。
以前、某お好み焼き屋さんに入ったら、小柄な女性がひとり。中国から来られたとわかる日本語を話す方でした。中国人の焼くお好み焼き屋さんって、はじめて~、新しい何かがあるかも~、と期待が高まりました。
カウンターに座って、お店の中をキョロキョロ見てみると、食品衛生管理者の名前が、中国の名前で、男の人の名前だったので、聞いてみた。
『ここは、ご主人と一緒にされているのですか?』
『私、ひとり』
『でも、あの責任者の名前は、男性ですよね?』
『あ、アレ私。男みたいな名前やろ。』
『ごめんなさいね。中国のお名前は、男性か女性か、よく知らないものだから(汗)』とフォロー。
その女性の名前は、日本語読みでDさん。日本語としても使われる四文字熟語の最初の二文字。その四文字熟語は中国語の『差不多(チャープトー)』、現代日本語における『アバウト』とか『だいたいOK』にl似ているかもしれない。
お好み焼きは、まず、『ぶた玉』と決めているので、『ぶた玉』を注文。
すると、Dさんは、まず、生の生姜を刻み始めた。で、それを生地に投入。
『えっ?…。(でも、さすが中国人、生姜好きなんだねえ、お料理の基本は生姜かもね、と好意的に解釈。)』
次に、ざく切りのキャベツ(串焼き屋等で出てくるキャベツよりは小さめの四角形)を生姜入りの生地に投入。
『あぁぁ…(キャベツがデカ過ぎぃ~、口を挟むかどうしようか…?…、味わってから、その結果でいいか。)』
結果、超まずかったんですよ。生で太めの千切りの生姜がジャリっと効いていて(紅生姜をトッピングとか、少量混ぜると美味しいけど)、キャベツは生焼けに近く、キャベツと生地の融合がなく、韓国のチヂミのようなパリパリ&モチモチでもなく…。山芋入りのふんわり感も、山芋入れてないから、当然なし。(山芋入りじゃなくても、美味しいお好み焼きは美味しいけれどね。)
他のお客さんにソース焼きそばを焼いていたのを見て、合点がいきました。(ガッテン!ガッテン!ガッテン!)
キャベツは、お好み焼き用と焼きそば用が共用だった。というか、焼きそば用のをお好み焼き用にも流用されていた。
お話をしてみると、Dさんご本人は、お好み焼きが好きではないらしく、というか、それ以前に食べたことがないらしい。
『(何がお好み焼きなのか)知らないのよ。』ということらしかった。
『(チャレンジャーだ。私、お好み焼きを愛しているから、Dさんに、目の前の鉄板でmyお好み焼きを焼いて、食べさせてあげたいなあ~。美味しいお好み焼きを知らないなんて、可哀相過ぎる。)』 ただ、業務用鉄板を使って、焼いてみたかっただけかもね、私。
お店には、肉まんメニューもあったので、それは美味しいかもしれないと思って、性懲りもなく注文してみた。
それは、流石に美味しいと思ったのですが…。
『味は、それでいいですか?』と、Dさんに、おずおずと聞かれた。
『うん、美味しいですよ。(ナンデ手作りっぽい美味しい方を不安視して、全く問題外な方の味の感想を求められなかったのだろう?お好み焼きを知らないんだもの、しょうがないけど。)』
お勘定をする際に、Dさんは、肉まんの値引きすると、強行に言い始めた。
『 【ニラ】を入れたかったのに、入れ忘れた』のが大失敗のようだ。
『(本当に、それがお値引きの理由なのかな?でも、そこまでおっしゃるのなら…。)』
彼女の中では、【ニラ】ははずせないん肉まんの構成要素みたいだ。
私は、餃子にニラを入れることは多いけど、肉まんには、ニラを入れたことはなく、白葱か玉ねぎを入れることが多い。椎茸とか筍を入れることもある。生姜は必ず入れるけど、お好み焼きに生生姜は入れない。
しばらくして、多分、早々に、Dさんのお好み焼き屋さんは閉店。今は、鉄板の設備ごとなくなっちゃって、飲食以外の事務所になっている。(残念。居抜きで、お好み焼き屋を始めるチャンスを逃がしてしまった、私(ウソ!半分本気!))
今日の朝、自ら作って冷凍にして、再度蒸したホカホカ肉まん(玉ねぎベース)を食べ、お昼は、キャベツとお葱と山芋いっぱい粉少な目の豚玉お好み焼きを食べた。
そして、久しぶりにDさんを思い出した。
次は、【ニラ饅頭】を作るのも、お好み焼きに匹敵するヘルシー料理で、いいかもしれないな。

