ホップ・ステップ・ボキャップ(Bocap)-アナタを惑わす月餅

ちょっと前に駆け足で上海に行きました。見物するのに忙しすぎちゃって、自分のものも含めて、お土産はほとんど何も買いませんでした。


唯一買ったのが、佐賀のガバイばあちゃんの中国語翻訳本と、肝臓と二日酔いにマジで効きそうな苦い正露丸をビッグにしたような形の茶葉を丸めたお茶とこの写真の月餅(げっぺい)。


お茶は少量の茶葉を削って抽出すると、甘さもあって、結構美味なのです。


実はこの月餅は、その御茶屋さんで、上海イチ美味しい月餅はどこで買えるのですか?お月見が近いから月餅が買いたいんですよぉ!と熱烈に質問して教えて頂いたお店のもの。


福建路 (fu2 jia4n lu4) 杏花楼 (xi4ng hua1 lo2u) とメモしてくださいました。


何がどう美味しいのですか?作り方が違うのですか?材料が違うの?と、しつこく聞く私。

すごい有名。色々ある。たくさんある。

メモを見せるだけで、タクシーで行ける!という説明にパッションを感じたので、行ってみた。 (有名って言われましても、名物に美味いものなし、っていうけど、本当に美味しいの?観光客相手の店だったら、嫌だなあ、と思いながら。)


お店について中に入ったところ、月餅の実物サンプルはなくて、商品のパッケージの写真と価格表と中身と内容量が書いた表示があるだけ。日本語・英語表示なし。


カウンタ-の向こうには、各種綺麗な缶カンに入った月餅が入った段ボールがダーっと山積みになっていて、次々と売れてました。100グラムのプレーン月餅(ゴマ入り餡子が美味い)のバラ売りもあって、20個、30個と買って帰る上海の地元の方々。100グラム月餅は8.9元ぐらいだったと思うので、日本円にしたら、1個100円以上します。お菓子のお値段としては、安くはないだろうと思います。


なのに、売れ様がスゴイので、美味しいのかもしれないなあ、と期待が膨らみ、買ってみました。


月餅って非常に甘いというイメージがあります。1997年に上海に行った時に、中秋用の、月餅の中に塩漬け卵の黄味が入っているものを食べましたが、非常に甘い中に、塩味が効いているという印象でした。皮が固めっていうか、餡子がずっしりしていて、水分が少なめの栗饅頭の皮みたいな皮に包まれていた。


今回、私が買ったものは、小ぶりの60グラムの月餅10個入り。アナタを惑わす缶カン入り。アズキ餡、緑豆餡、蓮の実入り餡、ココナッツ餡、パパイア餡の5種類X2個づつ。


皮も餡子もしっとりしていて、甘さ控えめ、上品なお味でした。一番美味しかったのは、定番のアズキ餡かな。ココナッツ餡も捨て難い。


缶カンのデザインも美しいし、また、上海に行く機会があったら、買いに行きたいと思います。色々な種類があって、重箱のような缶カン入りもありました。都市の住民はお金持ちになって、洗練された食文化を復活させたり、創造したりしている。大上海市内には、きっと、これ以外にも、色々と素晴らしいものがあるのだろうと思います。



ホップ・ステップ・ボキャップ(Bocap)-中身の1つは黒ゴマ餡

プレーンな月餅の中身がこんな感じ。


上海最大の本屋さん上海書城からも近いし、上海に行かれることがあれば、上海のお土産にお勧めです。お茶屋さんのSさんに感謝。