#ペンタゴンペーパーズ #最高機密文書 鑑賞。

 

#スティーブンスピルバーグ 監督が、たった九ヶ月で作った自身最短の映画。
「この映画は、私達にとってツイッター様なものです。」と語り、
正に独断主義に近い
#トランプ政権 への非難映画とも言えるでしょう
(だからこその九ヶ月も納得です。)

そして演出に関しては、
気持ちの良い『起承転結』展開の王道映画を感じさせてくれました。
久し振りに『黒電話〜で電話するのカッコいいなぁ〜』と思ってしまったw
サスペンス物+渋い俳優+黒電話って素晴らしいコンボだと確信しましたw

原題は、『
#ThePost 』
まさか邦題と違うとは思ってなかったw
邦題の方が、この作品全体構成と潔さの部分で好きです。( ̄▽ ̄)
しかし…何故邦題の様な明確な題名にしなかったのか…
何となくですが、そこには
#ニューヨークタイムズ の批判もあったことから考えてみようと思います。最後の文に。


ここからはネタバレ。


黒電話、鉛板、印刷機、タイプライター、大型すぎるスキャナー……
40年程前のレトロ機器が好きな方には、堪らないくらいレトロ機器が目立って存在を解き放ってます‼︎

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当時の報道業界ですら、とてつもない速さで『真実』を記事にしようと切磋琢磨の怒涛の日々が感じられます。
『ネットが普及しまくっている今の報道業界は、更なるスピードが求められるのか……』
と思うと、ゾッときますw(^▽^;)
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一番好きなシーンは、#キャサリン が#マクナマラ 国防長官の所に行き、文書を公開すべきか、しないべきか。を問うシーンでした。
自分も甘い汁吸ってたことには、変わりないし、色々とお世話もしてもらった…
しかし、それを裏切って真実を報道すべきか…
「古くからの友人」を取るか、
「6年間の真実」を取るか…
その揺れる気持ち痛いほど伝わってきて、思わず涙目になってしまった…
何が「正義」で、何が「悪」なのか…そんな単純な取捨選択が出来ない展開が心打たれました。
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あと地味に好きなのが、

ベンの娘が#レモネード で馬鹿稼ぎしてるっていう( ̄▽ ̄)
『ペンタゴンペーパーズ』が公開されようが、公開されなかろうが、どっちでも漁夫の利を得ている様に見えて、
『これってまるで、仲介業者のアマゾンだな( ̄▽ ̄)w
製品が不良品なら生産者にクレームが行くし、荷物届けるだけでがっぽり。( ̄▽ ̄) この娘出来るッ‼︎』
と将来有望過ぎて楽しすぎました。w


と、まぁここまではベタ褒めなのだが…
残念ながらマイナス点が…
最後の終わり方は好きだけど…潜入してる人数多過ぎ‼︎ww( ̄▽ ̄)

って思ってしまいました。
3人はちょっとギャグ感強かったw
(潜入してるのを分かりやすく見せる為に、3人なのかなぁ〜。ってのも考えましたがw
もはや、ジャーナリストじゃなくね?アメリカンニンジャ?wみたいなw)
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それでは、原題話について…
『ペンタゴンペーパーズ』にしなかったのは、
実はニューヨークタイムズ(以下:#NYT )が主役に近いからだそうです。
「ペンタゴンペーパーズの論文に対して、理解、検証に三ヶ月も費やして、公表した。
最高裁判所で文書を公開する権利を得たのもNYT。
ペンタゴンペーパーズに関しては、ニューヨークタイムズが主軸となって、他社の新聞社とも共同で戦ったことである。
この映画では、まるでワシントンポスト紙だけが先陣切って戦ったみたいな描き方になっている様に見受けられてしまう。若者にはそれが歴史となってしまうのがとても心配だ。」

と、NYTの何人かの記者からは、
『本作がペンタゴン・ペーパーズをめぐる一連の報道について、同紙の役割を軽視している』
と批判しています。

だからこそ製作陣は、
ペンタゴンペーパーズではなく、ポストとすることで、

キャサリン・グラハムの話と#ワシントンポスト という二つの面白くなる主要素に、

ペンタゴンペーパーズという副要素が来ただけという、真実から少し逃げたエンタテイメント作品になってしまったのでしょう。


そう考えてしまうと…邦題でバッチリと思ってしまった自分の無知さに、思わず噛み締めてしまいます…

ワシントンポストだけでなく、
全ての新聞社の『真実ある行動』に敬意を表することが大切だと思いました。( ̄^ ̄)ゞ

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ちなみにですが、グラハムさんが最後に文書に対してどうするか

#フリッツ(グラハムさんの側近的な方)に聞いてましたが、

そこにも面白い話がありました。(`・ω・´)
フリッツは、


大事なことは必ず2回言うそうです。
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しかし、最後の台詞は1回しか言わなかった。
これは、フリッツがグラハムさんの身を案じて発言したけど2回言わなかったのは、

『君が決めることだ。』という、二人にしか分からない友情と決断の深さであることと考察することが出来、その元ネタを読んで、思わず感動しました。

(元ネタは、アンビリバボーの記事です。サイトに記載されておりました。)