どうもご無沙汰しております。
新年の挨拶もこちらでは行っておらず、また半年ほど放置していたので、久しぶりの映画感想を記載します。
(と言っても、インスタやfilmarksの方では、他の映画作品等も感想を述べてますので、
いち早く感想が読みたい方は、そちらをご参照ください。m(_ _)m
(今回は、ちょっと辛気臭いかもw(;^ω^))
正月早々レビューしたのは、『パーフェクトブ…』…な訳はなくて(^▽^;)w
千年女優 でございます。
と、まぁ画像の方は大々的な映画宣伝風に纏めてみましたw(`・ω・´)
2002年 アニメ映画。
僕の大好きな監督:今敏 の作品です。
正月にも合う作品だと思います。
(久し振りにレンタルで借りたら1日一回のペースで鑑賞してしまい、BDも購入しましたw)
個人的には、
何度も観れる映画の一本でもあります。
大筋のストーリーは、とてもシンプル。
何処にでもありそうな片想いストーリーで、
ただただ「あの人」を想い追いかけていくだけのお話。
ただ、ひたすらに…
追いかけて…
追いかけて……
行く作品です。
しかし、そのストーリー展開の表現の仕方に注目です‼︎
狂喜乱舞の如く、現実と映画の境目が無くなって行きます。
「どちらがどちらなのか…」
という鑑賞側は、嫌悪感無しで映画に引き込まれ、軽く楽しいパニック状態になりますww
(自身が若かりし頃に観た時の第一印象は、
「???え?あっちが現実で、こっちが……?あれ?」みたいな感じで、
頭ん中が終始ごちゃごちゃしてました。w)
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それこそが、今作の最大のキモであり、
何の変哲も無い大筋ストーリーなのに、見事な演出により全然飽きません‼︎(恐ろしいw)
まさに痛快の極み!!
どちらも現実であり、どちらも映画である。
と捉えられますが、その基準は個々の観客だけが手に入れれる特別な体験です。
一本の映画で他の映画を9本は観たようなお得感も感じさせてくれます。
以下、ネタバレ感想。↓
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しかし、どうしてごっちゃになるのか…
これをストーリー上で考察してみたら意外にも面白い結果に…
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藤原千代子氏(主人公)の記憶が既に曖昧であるからです。
「明日になれば思い出せなくなる…」
「好きな人の顔も忘れた…」
など既に人生と女優業がごちゃごちゃしている状態でもあります。
すごく悲しい台詞ではございます。が
更に、そこに実体験の様な感覚を共有出来る演出は、
さすが元大女優が持つ表現力の貫禄として捉えることも出来、大変面白い映像体験をさせてくれます。
地味にツッコミ役の#トラ吉 が大好きだったりしますw
(誰が、トラ吉やねん!w)
「大切なものを開ける鍵🗝…」
この鍵は、皆さんが既にお持ちになっていると思います。
封印して閉ざした人もいるでしょう。
開けて突っ切った方もいるでしょう。
人生は一度きり。
たかが100年ぽっちで南無阿弥陀仏。
安心してください。(`・ω・´)b
どうあがいても皆死にます。
誰一人差別無く、平等に、
どうせこの世に帰るだけ。
死ぬことは悪くない。
しかし、生きている限りは…
自らの人生悔いの無いように…
藤原千代子氏の様な悔いの無い人生を…
藤原千代子氏の様な波瀾万丈な人生を…