人工肛門での生活4(2006年5月27日〜5月30日) | Bob's Life ~直腸がん入院編~

Bob's Life ~直腸がん入院編~

35歳で直腸がんを罹患したbobtakaの病気発覚から2回の手術の入院の日記。2008年現在は、元気に排便障害と格闘中!

5月29日は、退院時に予約していた担当医の外来日。
予約していたんですが、やっぱり3時間待ち・・・。まぁ、こんなものらしいです。

お腹の傷の具合は、順調とのこと。
肛門の触診もされたのですが、つなぎ目の経過も順調とのことでした。

わたくし、人工肛門の時は、お尻の穴ふさいでるものと思ってました。
いや、いろいろでちゃうと困るし・・・あせる

でも、たしかによく考えてみたら、人工肛門とは、腸の途中をお腹から外に出しているだけで、残りはお腹の中にそのままなんですよね。
直腸を切除して、肛門と大腸をつなげた状態。この状態で、うん○が通ると縫合部が安定していないので危険があるため、人工肛門にしたんですものね。

術後は、そんな事も気づく余裕もなく(ってもう2週間以上経ってますが)過ごしておりましたえっ

さて、翌日の30日がストーマ外来の日。
連チャンでの通院なのですが、この日ももちろん予約なしなので、朝から待って、診察してもらったのは、午後2時過ぎ・・・。術後の体調戻ってない身にとっては、つらいっす。

女性の先生だったのですが、ストーマの状態を見るや、ストーマとパウチの穴の周辺がちゃんと合っていないとの指摘。先日のローションやパウダーは、「これ逆効果なんですよねぇ~」とのこと。
外科の先生は、よくこういう処置をしちゃうらしいです、職業柄。

粘土みたいな専用のパテを、パウチの穴に沿ってつけ、ストーマとの隙間を埋めると漏れが少なくなるとのこと。
パテも少しもいただきました。パウチの会社でも購入できるそうです。
ちなみに、これ(プロケアーソフトウエハースティック )。

これで、多少は漏れも少なくなるかな・・・。


さてさて、なんとかかんとか生活しているのですが、しんどい時もありました。
特に、お風呂の時は、辛かったです。
人工肛門からの便は、自分ではコントロールできないので、勝手にどんどん出てきます。
出ない時間帯を見計らって、さっとシャワーを浴びるんですが、タオルで体をふき終わって、さぁパウチつけようとしたら、便が大量に出てきた・・・とか汗

なにより、鏡に映る自分の、およそ普通でない容姿も相まって、あまりの情けなさに涙をこらえられない時もありました。

ただ、根っからの楽観主義なもので、すぐに復活するんですけどねにひひ
後ろを振り向いても、下を見てても、何も変わらないどころか、どこにも行けません。
だったら、なんとかなるさと、前向きに楽しく考えた方が得ですからね。


~5月29日外来の日のMixiの日記より~
今日、外来(病院)に行ってきました。
術後の経過と、切除したがん細胞等の結果を聞くためだったのですが、診察を待つ間もどきどきでした。

というのも、手術でがんの患部だけでなく、リンパ節も第3郡までとっていたので、リンパ節に転移していたらと思うと気がきでなかったのです。そのため、退院してからのこの2週間は生きた心地しなかったです(といってもビールとか飲んで、生きててよかった~とか言ってましたが・・・)。

結果、リンパ節への転移はなし。術後の経過も順調との事。
ほっ、と一安心です。どっと、身体の力が抜けました。

ということで、今回の病名&手術名は
直腸がんでステージ2(癌が固有筋層を超えて脂肪にまで達している)の進行がん。直腸の全摘出&肛門内括約筋の一部切除に伴う、一時的人工肛門措置 といった難しい名前です。

後は、3ヶ月後の8月に、一時的に造設している人工肛門を閉鎖する手術を受けて終わりです。ただ、再発の危険性が0%ではないので、食生活や運動などいろいろと見直さなければならないのですが、一応自分の中でひとくぎりついた気分です。ほっ。

皆様、ご心配をお掛けしてすいませんでした&いろいろとありがとうございました。

なんだか最近調子が悪くてという、あ・な・た。
一度、病院行って検査することをお勧めします。
いやほんと、洒落になりませんから・・・。