流政之(ながれ・まさゆき)さんは、1923年生れの長崎県出身。立命館大学の創始者の子。
剣道に明け暮れた少年時代、その後刀鍛冶の修業をして、戦争に。
ゼロ戦のパイロットとして終戦を迎え、日米の人間の死骸を見てきたことを悲しみ、その追悼の意味で作った彫刻を出す。その一つとして「飛」が展示されていた。

木で作られたその彫刻は当時お金も無かった氏が、材木屋さんの助けもあって用意した木で作った作品。
その時代背景や彼の思いを思うと、ぼくなりには「あんな時代に生まれてなければもっと楽しく空を飛べたろうに」というメッセージが感じられた。

最初のブースには初期の作品が展示されていて、その中央には「雲の砦」のミニチュア版が展示されてた。
その周りをグルグル廻って作品の意図を探したみたけど…分からず。

次のブースへ
かなり抽象的な石の作品が並ぶ。
題名を手がかりに色々考えてみるも…さっぱりわからず…

で、次のブースへ
彼のコレクションとして作品では無い、彼の好きな小物?が展示されていた
このコレクションの意味は…もっと彼を知らないと分からないだろうなぁ…
ぼくには分からないわ!って

次のブースへ
そこには「防人(さきもり)」と名付けられた人体をモチーフにした作品群。
ほぼ全ての作品で体の真ん中が空洞
なんでだろう??って色々考えた結果…
ぼくなりに、この空洞から見える景色を見据えた上で置き場所を考えて欲しいという作者の意図がこうさせてるのかなと…思った

スマートでスッと立った防人の像はきゃしゃだけど、健気にしっかりとその地に根ざしたモニュメントになるだろうって思った。

で最後のブースへ。
いきなりなんかエロス的な世界へ
「MOMO」っていう作品に象徴されるように女性の大腿(モモ)をモチーフにした作品群

で、最後の作品が会場の出口にチョコンと置いてあった「ojyaru boy」って作品…
これあの…某国営テレビのアニメの…あれ!?
そう!どう見てもあれにしか見えない…

なんか彼のお茶目な部分を最後に分かった感じ

石の彫刻ってどう観たらいいのか分からなかったけど
見る側の想像力が試されるものだと思った。

この作品をどこに置いたら映えるだろうかとか、日差しが斜陽だったりだとか真っ昼間だったりとかでどう見えるだろうかとか

部屋の中では収まり切らない存在感があります

で、そこから入口に戻って最初から彼の作品を見直しました。

美術館へ行く事が少ない方にアドバイスですけど、気になったときは絶対2度観るべし!
一回じゃもったいない!

で、今回の展示会は数点を除き「Please touch」がコンセプトだったみたい…

ぼくは結局日本人的奥ゆかしさから…一回も触らなかったけど…
触ってみたらまた一歩彼の作品が分かったでしょうね

もしかしたらもう一回行っちゃうかも!