どーして、細木先生は大人を怒るんですか? とか。元気よく、手を挙げて質問する。大胆な質問に、会場もどっと盛り上がっている。

細木数子に質問する小学1年生前後の子供たち。テレビでの話である。

そんな中、6歳の男の子が、質問の最中、泣き出してしまったのだ。

泣き笑いどーして、お父さんとお母さんは弟ばっかりかわいがるんですか? 失恋

んー。質問というより、ずっと寂しかったことの告白。ちょっと、考えさせられて、私も子供の頃を思い出した。


母の実家へいくと、祖父・祖母のほかに、伯父がいた。

その伯父が、姉ばかり可愛がる。そのくせ、ついでに私もどこかへ連れて行く。弟の私は、つまらなくて仕方がないのだ。毎回毎回。

母の実家は、既に高層ビルに変わってしまったが、横浜駅から徒歩10分くらい。家を出て、遊びに行く時から、行きたくない。と何度も、困らせた。向かう途中、わざと隠れて、迷子になって、困らせたこともあった。今でも、その伯父のことは、好きではない。愛されてないって感じることは、子供にとっては結構、傷つくんですよね。

話は戻って、細木数子の答えは、子を撫でながらこう答えた。

寂しかったよね。あなたの両親は、間違っています。お兄ちゃんをもっと可愛がってハート(手書き)ハート(手書き)。いっぱい愛情を注ぐべきです。すると、お兄ちゃんは、弟をもっと可愛がれるよね。って。

文字にすると、なかなか伝わらないけど、たまには、いいこと言うなあと思った。

最近、アメリカにいる6歳の甥っ子(日本にいれば新入生)に、母がいろいろ送ったらしい。そうしたら、本来、とってもやんちゃでおしゃべりなはずの子から、電話がかかってきて、

おばあちゃん。『小学一年生』送ってくれてありがとうございました。マーちゃんにかわります。

と言って、あまり話してくれなかったと母が言っていた。マーちゃんは妹で2歳。みんなが、マーちゃんマーちゃんていうから、どうせマーちゃんのがいいんでしょ。って、思ってるんじゃないかな。

日本にいれば、このおじさんが、いっぱい愛してあげるんだけどなあ。