フィリピンと何の関係がある?
直接は全く関係ありません。
私が興味を持ったのは"権力"と"既得権益"

今はボクシングに始まり体操とアマチュアスポーツの協会体質が問題になっていますが…
ある種、日本の縮図だと感じています。

その原因の多くを占めているのが、選手、コーチ以外で飯を食っている人達が多過ぎる事です。

具体例
日本のモータースポーツの世界も似たような問題があります。
第1期F1ブーム中嶋悟、鈴木亜久里、片山右京と人気興業的にもアパレル、メディア、イベントあらゆるビジネスに波及効果があった頃から続いています。
モータースポーツで身を立てるには子供の頃からレーシングカートを乗りこなし、18歳くらいで四輪自動車のレースへステップアップしカテゴリーを上げてタイヤテストや試乗インプレッションやイベント出演などの依頼を受けたり、レースの年間契約料、賞金などが収入となるのですが、カート時代はアマチュア、四輪自動車レースからはプロの世界に入っていきます。
海外ではメーカーワークスの世界ラリー選手権、GTレースWTTCとF1くらいしかレースで飯は食えません。
その下のカテゴリーだけでは充分な収入を得る事はできません。
しかし、日本はF1の下の下にあたるF3などのチームも多く、それに携わっている人数もとても多いのです。
若手を応援して共に夢を追うのは大昔の話で完全なるビジネスの世界に突入していくのです。
18歳くらいの若者が大人の中に入ってお金の話をし、スポンサー、ぶつけた際の修理費負担の契約書にサインしたり大変なのです。
F3に携わっている人達も飯をこれで食べますから相当な額を捻出する必要があるのです。

アマチュアスポーツ界も協会や組織にもたくさんの人達がいて収入を得ています。
ここで情熱よりもお金や名誉、名声が重要になってくる人が必ず出てきます。
それを実で取りに行ったのが体操協会なのでしょう。
オリンピックでメダルを獲得できれば、その後に彼女の指導者や所属チームが注目されリターンが名誉と体操クラブに降り注ぐことを狙ったのでしょう。

フィリピンは公的機関で普通に申請すると時間がかかるものも、袖の下を渡すことで即日発行や不可能が可能になる事が多々あります。
私はフィリピンでこのような体験をし、はじめは"何だよこいつら…何でも金か?"日本人をなめるな‼️"と思っていましたが、毎度毎度のことなので最近では逆に"彼に頼めば話が早い"と感じるようになりました。

権力、既得権をお金に置き換えてくれているフィリピンだと…

日本の場合表向きはお金に置き換えてくれません。
後で汚職の決定的な証拠になるので関節的にお金が回ってくる仕組みしか使えないので、このような権力の使い方になってしまうのだと思います。

夢を持って人生を賭けてスポーツに向き合っている若者を大人達の欲で潰さないで欲しいものです。