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AKB48が中国で活動、「知っている」中国人は5.2%

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中国の音楽・アイドル業界 第1回

(1)活発化し始めたAKB48の中国進出

 ここのところ、AKB48の中国での活動がじわりじわりと活発化し始めている。

 2007年9月には、北京で同グループのチームBが初の海外ライブを行った。2010年10月には、中国語の公式ホームページをオープン。また、同月には上海でファッション誌ミーナmina(中国版)の6周年記念パーティーに出席。さらに香港ではオフィシャルショップがオープンした。2011年4月には、AKB48の派生ユニット、DiVA(秋元才加、梅田彩佳、増田有華、宮澤佐江)が「神戸コレクション2011上海」に出演し、ライブを行っている。

 では、中国においてAKB48はどれくらい認知度があるのだろうか。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が2011年5月に中国全土の3000人を対象にインターネット調査を実施、「日本の女性歌手(グループを含む)の中で知っているのは?」と聞いたところ、「AKB48」を知っていると回答したのは全体の5.2%。15~19歳の層では12.7%と、他の年齢層に比べて若干高かった。男女比を見てみると、男性が4.2%、女性が6.4%。現状では、ごく一部の中国人に認知されているという結果となった。

 この調査項目で、最も高かったのが「酒井法子」で68.8%。次いで「浜崎あゆみ」や「山口百惠」、「倉木麻衣」や「安室奈美恵」、「宇多田ヒカル」が上位となった。

(2)利益を生まない巨大市場

 中国において認知度が高い日本人女性歌手は少なくない。しかし、それらの歌手の中国での活動が必ずしも活発であると言えないのは、中国が利益を生み出しにくい市場であるためだろう。

 中国政府の文化省文化市場局が2011年3月に公表した「2010年中国ネット音楽市場年度報告書」によれば、中国のネット音楽市場のユーザー数は3.6億人にのぼる。パイとしては巨大であるが、2010年の中国ネット音楽市場規模は23億元(サービス・プロバイダーの総収入を計算)。そのうち、音楽ダウンロード市場は、市場全体のわずか12.2%。海賊版や無料ダウンロードの存在により、正規版コンテンツの販売による売り上げは極めて少ない。

 一方、携帯電話の「着うた」などの無線音楽収入は市場全体の87.8%を占める。料金を支払ってサービスを利用するというビジネスモデルが中国消費者たちの間で浸透していることが、収益につながっていると考えられる。

 海賊版や無料ダウンロードは、中国市場の価値を大きく目減りさせているが、新たなビジネスモデルを築くことによって、収益を上げようとする動きも出ている。今後AKB48が中国市場においてどのようなビジネスモデルを打ち出していくのか、注目したい。(編集担当:森川慎一郎・サーチナ総合研究所研究員)

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