人民解放軍「肥満戦士のダイエット記録」が評判に＝中国
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中国で、現役軍人がインターネットで発表した「ダイエット記録」が注目を集めた。解放軍報も取り上げ、中国新聞社は11日付で「解放軍戦士がネット発表のダイエット記録が人気に」で転載するなど、各メディアも相次いで紹介した。
■人呼んで「将軍腹」、行軍試験で満足に走れず
広州軍区の劉江下士が「江自流」のハンドルネームで、11月から3カ月かけたダイエットの様子を、発表しつづけた。劉下士は中隊の炊事班長を務めている。料理の腕がよいと評判だが、トレーニングを怠り、とにかく太ってしまった。同僚には「大デブ」と呼ばれ、親類には「恰幅（かっぷく）がよいな。将軍みたいな腹だ」と言われる始末。かつては軍内でバスケットボールの選手としても活躍したが、このところ「応援席を暖めるだけ」になってしまったという。
ダイエットを決意したきっかけは、大隊が実施した武装行軍の成績考課だった。5キロメートルの野道を歩きとおすのに、「全力で頑張ったが、5人の戦友に後ろから押され、前から引いてもらい、ようやく完了した」という。さだめられた時間は完全にオーバー。各中隊の成績発表が読み上げられたときには「戦友らの視線がつらく、穴があったら入りたい気持ちになった」という。
そこで11月6日に、3カ月におよぶダイエットを始めた。（1）朝と晩には体重測定をし、減量が計画通りに進行しているかチェック、（2）毎週最低2回は5キロメートルをジョギングする。うち1回は武装して砂袋もかつぐ、（3）食を減らす。夜には食べない――などの義務を、自らに課した。
■夜食を食べる同僚見て「よだれが止まらなかった」
ネットで発表すると、「世の中に困難なことはない。問題は心だ。貫けば勝利できる」、「よい方法だ。許可する。ただちに実行せよ。文書として炊事班の同志全員に回覧すべし」などの書き込みが相次いだ。
ダイエットの経緯は、その都度公開。つらさを語ったこともある。ダイエットをしていることが知られるようになると、宿舎の同僚の中には「意志力をためそう」と言い、夜中に即席麺（そくせきめん）を作り、目の前に持ってきて食べる者もいた。劉下士によると「よだれが止まらなかった」という。
1カ月後には、「決められた食事の際にはしっかりと食べる。間食は絶対にしない。特に夜中は禁物」、「しっかりと運動する」というダイエットの鉄則が有効と実感できた。うれしいことに、同じ班の者が、トレーニングにつきあってくれるようになったという。
■多くの軍人は「健康的でない生活を続けている」
ダイエット記録の読者からは「ここまでの勝利をお祝いします。しかし油断は禁物。最後の大勝利を勝ち取れ」などの応援も届くようになった。
3カ月をかけ、劉下士は7．5キログラムのダイエットに成功した。むだな肉もそぎ落とされた。ネットには「自分をほめてあげたい」とつづった。
ダイエットを終え、劉下士は「健康な生活が大切であることを痛感した。しかし、多くの戦友は健康的とはいえない生活習慣を続けている」と表明。健康的な生活の「加減乗除」として、「自然の生命力を“加”える」、「浪費を“減”じる」、「汚染を“除”く」、「“かけあわせて”健康を達成」の標語を提案した。（編集担当：如月隼人）
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中国で、現役軍人がインターネットで発表した「ダイエット記録」が注目を集めた。解放軍報も取り上げ、中国新聞社は11日付で「解放軍戦士がネット発表のダイエット記録が人気に」で転載するなど、各メディアも相次いで紹介した。
■人呼んで「将軍腹」、行軍試験で満足に走れず
広州軍区の劉江下士が「江自流」のハンドルネームで、11月から3カ月かけたダイエットの様子を、発表しつづけた。劉下士は中隊の炊事班長を務めている。料理の腕がよいと評判だが、トレーニングを怠り、とにかく太ってしまった。同僚には「大デブ」と呼ばれ、親類には「恰幅（かっぷく）がよいな。将軍みたいな腹だ」と言われる始末。かつては軍内でバスケットボールの選手としても活躍したが、このところ「応援席を暖めるだけ」になってしまったという。
ダイエットを決意したきっかけは、大隊が実施した武装行軍の成績考課だった。5キロメートルの野道を歩きとおすのに、「全力で頑張ったが、5人の戦友に後ろから押され、前から引いてもらい、ようやく完了した」という。さだめられた時間は完全にオーバー。各中隊の成績発表が読み上げられたときには「戦友らの視線がつらく、穴があったら入りたい気持ちになった」という。
そこで11月6日に、3カ月におよぶダイエットを始めた。（1）朝と晩には体重測定をし、減量が計画通りに進行しているかチェック、（2）毎週最低2回は5キロメートルをジョギングする。うち1回は武装して砂袋もかつぐ、（3）食を減らす。夜には食べない――などの義務を、自らに課した。
■夜食を食べる同僚見て「よだれが止まらなかった」
ネットで発表すると、「世の中に困難なことはない。問題は心だ。貫けば勝利できる」、「よい方法だ。許可する。ただちに実行せよ。文書として炊事班の同志全員に回覧すべし」などの書き込みが相次いだ。
ダイエットの経緯は、その都度公開。つらさを語ったこともある。ダイエットをしていることが知られるようになると、宿舎の同僚の中には「意志力をためそう」と言い、夜中に即席麺（そくせきめん）を作り、目の前に持ってきて食べる者もいた。劉下士によると「よだれが止まらなかった」という。
1カ月後には、「決められた食事の際にはしっかりと食べる。間食は絶対にしない。特に夜中は禁物」、「しっかりと運動する」というダイエットの鉄則が有効と実感できた。うれしいことに、同じ班の者が、トレーニングにつきあってくれるようになったという。
■多くの軍人は「健康的でない生活を続けている」
ダイエット記録の読者からは「ここまでの勝利をお祝いします。しかし油断は禁物。最後の大勝利を勝ち取れ」などの応援も届くようになった。
3カ月をかけ、劉下士は7．5キログラムのダイエットに成功した。むだな肉もそぎ落とされた。ネットには「自分をほめてあげたい」とつづった。
ダイエットを終え、劉下士は「健康な生活が大切であることを痛感した。しかし、多くの戦友は健康的とはいえない生活習慣を続けている」と表明。健康的な生活の「加減乗除」として、「自然の生命力を“加”える」、「浪費を“減”じる」、「汚染を“除”く」、「“かけあわせて”健康を達成」の標語を提案した。（編集担当：如月隼人）
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