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パチンコで広がった版権ものビジネス、携帯ゲーム市場で広がる

 パチンコ業界は依然として不況が続いているが、その反面、パチンコ遊戯機器メーカーは好調だ。最大手のセガサミーホールディングスでは、2010年度の売上高は3846億7800万円で、SANKYOは2226億7300万円となっている。どちらも前年比で増加している。

 最近発表されるパチンコでは、「版権もの」と呼ばれる、既存のキャラクターを使用した機種が多くを占める傾向にある。アニメでは、北斗の拳や、エヴァンゲリオン、宇宙戦艦ヤマト、最近では「伊達直人」で話題となったタイガーマスクも登場している。

 これらの版権ものは、ある時期に一世を風靡し、多くの人に親しまれたキャラクターであることから、それらのファンだった人々を一気に取り込むことができる。また版権を持った企業にとっても、既に一度ブームが終わったキャラクターを再利用できるというメリットがある。

 この版権ものの波が、携帯電話向けゲームの市場にも押し寄せる兆しを見せている。ダーツライブゲームズは「モバゲー」で2010年12月3日より、ソーシャルゲーム「はじめの一歩」を配信した。この「はじめの一歩」は「週刊少年マガジン」で、大人気連載中のボクシング漫画だ。

 このダーツライブゲームズは、セガサミーグループであるダーツライブの子会社で、2010年10月、ソーシャルネットワークプラットフォームに各種ソーシャルゲームのプロデュース・運営を行う会社として設立されている。

 一方、GREEでは1月20日より、オンラインエンターテインメント事業を展開する株式会社ケイブが「北斗の拳 百万の救世主伝説」のベータサービスの登録を開始している。

 パチンコでは倖田來未や中森明菜、美空ひばり、ピンクレディーなどの芸能人や、冬のソナタ、チャングムの誓いなどの韓流ドラマなどとのコラボも話題となった。

 携帯向けゲームでは、この「版権もの」が増加する傾向が続きそうだが、今後は携帯ゲームにも、パチンコ同様に芸能人とのコラボなども登場するかもしれない。


(加藤 秀行 、 簗瀬 七海)

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