皆さま、お元気にお過ごしでしょうか。
ボボコです。
昨日、久々にESLの先生用のワークショップをしました。
同僚、皆優しいから、沢山良いコメント頂きましたが、
もう反省点盛り沢山。 何か恥ずかしかったな。
当たり前だけど、教える相手が学生と先生じゃ全然違う。
油断してました。
再来週に第2回目があるので引き締めて行こうと思います。
こういう夏学期も悪くない。
さて、本日は前回の続き。
Pさんのお話しです。
Pさんが時間をかけて作り上げたレベル3ライティングのクラス
彼女がレベル4に移り、私がレベル3に参加したのを機に
内容を変えていくことになったお話し。
先に行っておくが
私は新人がしゃしゃり出て、
色々と意見するのは良くないと思っている。
新しく入った人は、まず指示通りに動き、とりあえず様子を伺うべき。
変だなと思うことがあってもすぐに口には出さず、
まずなぜそうなったのか、その経緯や背景を理解し
職場やプログラムの文化を知ることが大事だと思っている。
変だったり大変だったりするのは、
ひょっとして自分が慣れていなかったり
力不足だけなのかもしれないし、
何も分かっていないうちに
すぐに文句垂れるのは良くない。
本当に改善を目指したいのならまず「お勉強」してからだ、と。
と、言いながら、
前回の話で
私、新人の分際で何か随分と偉そうにブー垂れていたわけ何だけど、
まぁ、大分早送りしてお話をしたから
余計にそう聞こえたかもしれない。
確かに私にしては結構早くにブーさんしてましたがね、
一応立場をわきまえて気を付けてはいたつもり。
でも、周りがとても乗り気になってくれたのよ。
そう。分かってほしいのは、
周りのレベル3の同僚は
私みたいにハッキリ言う人を待っていたということ。
そして言葉にして何がどうしておかしいのか、
具体的にどう変えて行ったらいいのか
皆の気持ちを代弁するように論理的に説明してくれる人が現れて
とても嬉しそうにしてくれていた。
レベル3のライティングの授業を何セッションか教えて見て
改めて私や皆の意見をまとめ、
チームリーダーを筆頭に(リーダーは私じゃない)
授業内容を変えていった。
カリキュラムを変えると上司を通さないといけない。
だからとりあえずカリキュラムはそのままにしながら、
課題の内容や量を減らすとか
採点の仕方を変えるとか
もっと効率よく教えられるように少しずつ変えていった。
例えば学生は毎クラス何パラグラフ(段落)か書かないといけないのだが
その上更に、毎週ジャーナルという日記のようなものも書かないといけない。
その量が3ページと結構多い。
ESLの学生にとっては非常に苦痛な量である。
8週間プログラムだから最初の週はなしとしても、合計7つは書かせていた。
しかし、カリキュラムにはどこにも7つとは書かれていない。3ページともない。
ジャーナルを書かせるとしかない。
んじゃ、いいじゃん。減らせば。
そんなに沢山やらせても、ただこなすだけになって意味がない。
あまりにも面倒だからどこかからかコピーしたりする学生がいて、
何かと問題が絶えない。
ジャーナル自体は私は大賛成だったが、
本来のジャーナルの目的と反したことをやっていると思っていた。
今では、ジャーナルは5つまで減り、
そのうち一つはボーナス課題なので、
実際は4つだけになった。
ページ数の制限も字数制限に変えて減らした。
トピックも、どこかからコピー出来ないように
もっと個人的なことを書かせることになった。
色々と減った分、私にも余裕が出てきたので、
丁寧な返事が出来るようになり、
交換日記風になったことで、
私のクラスでは学生が一番楽しんでいる課題である。
という具合に、
表向きは同じカリキュラムだが
中身は変わっていったレベル3ライティングの授業。
結構賢いやり方だと思っていた。
まだまだ変える余地はあるが、
最初の頃と比べたら遥かにやりやすくなった。
改めて前のレベル3ライティングの授業を振り返ると
結局は世代の違いなのだということが分かる。
Pさんが作ったライティングの授業は
かなり昔のやり方に基づいて出来上がっている。
結果(Product)重視のそれなりの理論に基づいてはいるのだが、
それはもう20年以上も前に騒がれていた理論で、
どちらかと言ったら過程(Process)重視とされている現代にはなかなか通用せず
学生も付いていくのに苦労していた。
それによりレベル3をパス出来ない学生がクラス半分以上、時には90%と、
あまりにも多くてプログラムの悩みの1つでもあったのだが
内容を変えてからは、そこまでではなくなった。
教員もその時代に合った教え方をすること
その為にはやはりちゃんと色々と学術誌や専門書読んだり、
学会やセミナーに参加したり、他所の教員とネットワークしたり
常に勉強を続けるべきだと私は思っている。
まぁ、ただ読むだけでもいいんだよ。
Pさんが作ったライティングの授業は
15年以上前のある教科書に基づいて作られていることが分かった。
その教科書自体は授業で使っていなかったので
私は気付かなかった。
どうりで。。。何か古いと思った。。。
Pさんはレベル3のライティングのクラスを
「私のベイビー」と呼んでいた。
つまり、「赤ちゃん」のままで、
あまり育てていなかったということ何だろう。
これは、
確かに、
ちょっとやっかいかもね、
これだけ変えたということ、彼女が分かったら。
彼女、大分傷つくかもしれない。
彼女のことを
古い
と大声で言っているようなものである。
彼女、とても敏感だからなぁ。。。
彼女が気付いてしまう日、
出来るだけもっと先であってほしいと思っていたのだが
その日は割とすぐにやってきた。
Pさんがレベル3に戻ってきたのです。
ひぇ~~~~~