2016年の一番のサプライズ | BoBokoとNekoとNY→メイン→ダラス?

BoBokoとNekoとNY→メイン→ダラス?

前略 お元気ですか。 BoBokoは元気です。 Nekosも元気です。 BoBokoとKuroNekoの味のある(はずの)NY→メイン→ダラス生活のお話です。

 

皆さま、お元気にお過ごしですか。ボボコです。

今年のダラスの夏は去年と比べて過ごしやすいです。

去年は朝から翌朝まで24時間暑くて、オーブンのようでしたが

(実際そういう暑さのことを oven heat オーブンヒートと言います。)

今年は朝と夜は気温が落ちてくれるので大分助かってます。

 

さて、去年繋がりで、今日のお話は去年に遡ります。

 

日本ではそうでもなかったのだが、

アメリカの私は

美容院はこだわるよ。

 

アメリカに留学したての頃は

ペンシルバニアの美容院に色々挑戦してみた。

 

周りの東アジア系のショートカットの学生の多くは

大学の近くで済ませており

皆揃って、

同じ人が切ってるのかというくらい

ボールを頭にかぶせて

ふちに合わせてバサーーーーと切ってるような

スーパーワカメちゃんのような髪型で

絶対に近所では切らないと決めていた。

 

よって、少し遠出して料金もそこそこのところを選んで

色々とあたってみたが

ふちバサーーーーーはなかったが、

どこも気にいらず

 

結局、わざわざニューヨークまで6時間かけて運転して

髪の毛を切りに行ってた。

日帰りで行った時も何度かあるよ。

 

若さのパワーだね。もうできないね。

 

というわけで、ニューヨークに引っ越してからは

美容院が近くなって嬉しかった。

 

最初の頃はマンハッタンのペンシルバニアの時から

お世話になっていた美容師さんにずっと切ってもらっていたが

クィーンズからマンハッタンに通うのが面倒になり

駐車場代とトンネル代だけで40ドルくらい飛ぶのも許せなく

彼女のこと気に入っていたけれど

 

まぁまぁ近めのところに日系美容院があることが分かってからは

そこにずっと通っていた。

 

結婚してからだから6年間くらい通っていたことになる。

 

その美容師さん、

私の中ではダントツぴか一で、

ショートカットって、ちょっと伸びただけで

すぐに気になってくるのだが、

彼に切ってもらうと結構長く持つ。

先を読む力があると思う。

そして、彼のアドバイスのもと

ショートカットじゃなくショートボブにしてからは

満足期間がさらに長くなった。

その人の生活スタイルにあった髪型を考えるのが上手で、

センスが良いのだと思う。

彼に切ってもらうようになってから

何度髪型を褒められたことか。

 

人柄も気に入っていた。

ベラベラ話す人は苦手で、

できれば黙っていてほしいくらいの私だが

彼とは適度に会話をする。

話しやすい人である。

 

そして、会話も割と合う。

アメリカ歴が長い彼は色々なことを知っており

数々のお得な情報もシェアしていただいた。

お互いキャンピングが好きと知ってからは

初心者の私にキャンプのアドバイスやキャンプ場の情報とか

お米をたく飯ごうも余分にあるからと頂いたこともある。

 

メインに引っ越すと決まってからも

「いや、これからも髪の毛切りにニューヨーク通います。」と彼に行っていた。

そして約束通り、通っていたのだが

いずれは近場で見つけないといけないなとは思っていた。

さすがにもう6時間運転はそんな何ヶ月一回なんて、

できないものな。

 

 

そんな中ある日

 

「実はね。僕もニューヨーク出るんですよ。独立しようと思って。」

 

と、み⚪️⚪️さん。

 

えええええ?

残念!!!!

 

と一瞬思ったが、

お互いひとつ人生の節目に入ったのだなと感じた。

 

「50歳まではとにかく色々なことをすると嫁と決めてるんです。」

 

60歳と言っていたかもしれない。

 

分かる分かる。そういう色々なことを味わいたいと願う気持ち。

 

50歳だか60歳だか忘れちゃったけど、

そこで別に人生が終わると思っているわけではなく

一つの区切りとして一度改めて振り返ってその後どうしたいか考える

そんなニュアンスで彼は話をしていた。

 

そういうところでもどこか気が合うと思っていたんだよね。

 

「お互い新天地で頑張りましょう。」

 

ああ、これで私も観念して

新しい美容師探しできるか。

いずれはしないといけないことだしね。

 

と諦めるキッカケにもなり、去年の1月を最後に

私はボストンの美容院に行ったり

メインの美容院試してみたり

新しい美容師さん探しをしていたのだ。

 

最後に彼に髪を切ってもらった日

「ボボコさん、メールアドレス教えてください。」

 

そこの美容院で使っているヘアカラー剤がネットでも

購入できるとのことで、

 

「その情報を送ります。」 と。

 

その気配りが嬉しかったし、

それまでもう二度と会うことはないのかなと思っていたのだが

完全に縁が切れるというわけではないという

その可能性がなんか嬉しかった。

 

その時、実は彼と私が同い年であることを初めて知った。

 

後に約束通り丁寧なメールをいただき

「ボボコさんとは、またどこかでお会いするような気がします。」

ああ、そう、私もそんな気がします。

また縁があれば、

 

と彼とはそれきり、私はメインでの生活に取り掛かっていた。

 

 

 

 

 

 

ダラスに引っ越すと決まって

真っ先に思ったこと

 

 

 

 

 

 

これでもう美容院には困らない。

 

 

 

 

 

もう感づいていた人もいると思うが、

そう、彼は、何とダラスに引っ越しをしていたのだ。

 

ちなみに彼はダラスで初の日本人美容師さん。

 

ヘアサロンの名前は知らなかったが、

これから増えそうだが日系美容院がまだ少ないダラスなので

彼のサロンを見つけるのは大変じゃなかった。

 

ダラスに到着してからはもう髪の毛を切るのが楽しみで楽しみで。。。

 

そして10月か11月、引っ越ししてから2,3カ月たった時のお話し。

 

美容院に電話を掛けたら彼が出てきた。

間違いなく彼の声。なつかしいなぁ。頑張ってるね!

 

「カットをお願いしたいのですが。」

「はい、かしこまりました。いつがよろしいですか。」

 

土曜日のカットの予約終了。

名前を名乗ったが気付く様子なく。

 

よしよし

 

当日は、ミッキーもその瞬間が見たいからと一緒についてきた。

1,2度は彼にチラっとだが会ったことあり、

なんか良い印象を持っている。

 

 

そして当日

 

 

 

 

扉を開けてくれた み○○さん、

 

「はい、どうも。」と

1,2秒くらいは目を合わせても気付かず

 

一瞬固まって

 

目が大きく見開き

そのまま3歩くらい引き下がりながら

 

えええええええええええええええええ

 

 

 

えええええええええええええええええ

 

 

 

本当に心底驚く人の姿を久しぶりに拝見できた。

 

 

私の名前は珍しい名前でもないけれど

そんなに良くある名前というわけでもないので

電話で名前を聞いた時は

「ああ、同じ名前の人がダラスにもいるんだなぁ。

メインのボボコさん元気にしてるのかなぁ。」

と懐かしく思っていたそうで、

 

まさか本人とは全くよぎりもしなかったと。

 

そうだよね。

メインに行くって言ったしね。

 

 

「メインでいい美容院がどうしても見つからなくて

ダラスに来ちゃいました。」

 

 

「今年一番のサプライズです。」

と言っていた。

 

「ダラスいいよね~~!」

「本当過ごしやすいよね~~~!」

「どんどん好きになるよ!」

 

笑いの止まらない大盛り上がりの一日。

 

 

やはり縁ってあるんだ。

 

 

ダラスで独立され、

お仕事大変順調で本当に良かったです。

幸せそうで良かった、良かった。

そんな彼のヘアサロンはこちら