皆様、お元気ですかー。
私、いよいよガスが抜けてきたような、
そんな気がします。
そろそろ自分の勉強を始めようかな、と。
仕事のことを考えるのも苦痛ではなくなってきました。
あ、そろそろ仕事のメール確認せずに2週間になるので、
メールを開かないといけないですね。
ガス抜きやっぱり1ヶ月掛かりました。
私はやはり休みの多い大学でしか働けない。
ふぅ、我ながら手の焼ける人で困ります。
コチラ で話した日本人学生との集まりでは、
良く大学で教えることについて聞かれる。
それはWritingを教えることだったり、
受け持つ学生の話だったり、
大学教授としての仕事全般についてだったり、
色々だが、
まぁ、そこまで仲の良い人達でもなく、上辺のお付き合いなので、
結構慎重に対応して、あまりうかつなことは言わないように
気をつけている。
ブログで話すような不思議な学生やエロエロWriting族の話は勿論しない。
が、
中には恐れを知らぬ若い者もいるもので、
閉口するほどに、押し強く、尋問をしてくる人もいる。
恐らく何も考えずに悪気なく若さの勢いで聞いてくるのだと思うが、
学生V.S教師のバトルに近い雰囲気になって
私は帰りたくなる。
先日(と言ってももう1ヶ月以上も前だが)も、
1人なかなか粘っこい日本人学生がいた。
「先生はFをあげる先生なのですか。」
最初からかなり挑戦的な態度の彼、
私のことを先生と呼び、私の名前すら知らない彼に、
いちいち本音で話す気にならなかったけれど、
「Fあげるよ。」
「バシバシあげちゃう人なのですか。」
「バシバシって?」
「ホラ、あなたはFです。はい、さよなら。みたいな。」
「アッサリとFをあげる人ってこと?」
「んんん、そうとも言うけれど、ホラ、何かもう面倒だからどっか消えてって感じの。いるじゃないですか、そういう先生。」
正直あまり質問の意味が分からなかった。
聞けば聞くほど、言っている意味が分からなくなっていったのだが、
どうも彼はFを上げる教師に対するステレオタイプが大分強いようで、
私が彼の「大嫌いな教師」の分類に入るかを探っているようだった。
「一応、警告2,3回して、それでも変わらなかったらF宣告して、授業落とすように勧めるようにしているけど。」
「でもアメリカのFってすごいことなんですよ。大学にいられなくなったりもするのですよ。ひどくないですか。」
まぁ、手短に纏めてみて上記のような説教を私はその学生に受けた。
とにかくFをあげる先生は非人情で、学生のことを全く考えてないと
強く思っている彼は、私が「Fあげるよ。」と最初に言った時点で、
もう既に私は彼の中でアウトだったらしい。
「Fをあげることはそんなに簡単なことじゃないよ。」
と言えば、
「でも、やっぱりそれは他人事ですよね。」
「Fを取る学生にもやっぱり責任はあると思うな。」
と言えば、
「それはでも先生が学生を変えられなかった責任じゃないですか。」
Fを学生にあげる分だけ教師としてFである証拠だと。
何を言っても強気な態度でしかも勝ち誇ったように返され、
決して感じのいい言い方ではなかったのだが、
彼の言うことは全く不条理だとは思わなかった。
そんなに熱くなって、きっと彼は嫌な思いをしたことがあるのだろう。
実際、「学生嫌い」と声を上げて言う教師に私も会っている。
人数が減って助かるから、と学生を切っていく教師も知っている。
正直、クラスが小さくなって楽になるのは確かで、
私もFをあげる瞬間は嫌だけど、
あげた後はホッとしているところがある。
段々とFをあげることに抵抗を感じなくなっているのは確か。
「もう面倒だからどっか消えて」って実は思っていたりする時も
あるかもしれないな。
「○○君は将来、きっといい先生になれると思うな。」
え、本当ですか?
とけんか腰だった彼は、すっかり機嫌を直した。
実は先生になろうかなと考えているんですなんて、
だからそんなに熱くなって話していたのかな。
それからしばらく彼のF体験や、Writingについて話をしていたが、
若干20歳の彼は「先生」とのお話よりもお友達との酒の方が
楽しいのは当たり前で、「トイレに行ってきます。」と言ってから、
私の隣には戻ってきませんでした。
私もホッ
イッキイッキと沢山飲んで、楽しんで、
何か変なことしていたけれど、
会計の時に「俺沢山飲んだから」と、
周りよりも多くお金を出していた彼。
一次会が終了して、皆で外で集合写真。
彼は「ここいいですか。」と私の隣に立ち、2時間ぶりに再会した。
「あの、すみません。先生のお名前何ですか。」
Fあげる先生は皆鬼ではないということに、
気付いてくれたのかもしれない。
誤解されそうな熱さを持っているけれど、
そんな不器用な一生懸命な人は結構素直だったりするから
嫌いじゃない。
その偉そうな態度を少し何とかすれば(って私が偉そうじゃん)、
やっぱり彼はいい先生になれるような、そんな気もします。