懺悔 | BoBokoとNekoとNY→メイン→ダラス?

BoBokoとNekoとNY→メイン→ダラス?

前略 お元気ですか。 BoBokoは元気です。 Nekosも元気です。 BoBokoとKuroNekoの味のある(はずの)NY→メイン→ダラス生活のお話です。

 

お元気ですか。

今日はとても重要な日です。

2日間徹夜して作成したものをこれから大学に提出します。私の立場になると、自爆しない限りこれから3年は首にならないと聞いてますが、やっぱり少しドキドキしますね。

いや、できたらそんなに長くこの大学にはいたくはないのだが。


先先々週の土曜日(もうそんなに前になるのか)のBabyShower(コチラ )で久しぶりに大勢の人と日本語を話した。

ひとつ気付いたのが頭の回転が随分と遅くなったこと。


相手が話したことを理解するのに時間がかかり、

よって返事するのにも時間がかかるようになった。


4、5人で話をする時は頭が少々混乱してしまい、ダンマリしてしまった。

何か反応がのろくなったし、喋りに切れがなくなったな。


と思っていたら友達の旦那に。

「え、もともと切れないよ。何か抜けてる。」



何だ。気のせいか。



まぁ、それもそうだな。もともとこんなものだったわ。



考えたら英語を毎日これだけ使ってるけれど、

英語力が伸びたのかというと、



別に。


自分で気付いていないだけだと思いたいところだけれど、残念ながら多分本当に大して伸びてないと思う。


NYに来る前から教師をペンシルバニアでしていた私は、授業を英語ですることには緊張は相変わらずしながらも、そんなに抵抗はなかった。


NYで教えることにある程度の心構えは出きていたと思う。


でも予想していた異常に苦労した。


聞き取りに。


最初の頃、NY独特の強いアクセント、そのうえ何系のアメリカ人であるかによっても全然違うイントネーションや発音についていくのがものすごく大変だった。


ペンシルベニアでも早口の学生がいたけれど、基本自分を賢く見せたい子達に多かったので数は限られていた。そして、まだどこに句読点があるのかが聞いていて分かった。


こっちの学生は全く句読点なし。コンマは勿論ピリオドが全くない。


つまりこうやっててんもまるもなしでひたすらえんえんにはなすだからいったいぜんたいなにをいいたいのかがまったくわからなかったのであるくろうした。


彼らの書く文章を見て納得。本当に句読点をつけないで書く学生が多い(よって話し方を意識的に変えさせていくと書く力も伸びることが分かった)。


どうりで聞いても理解できないわけだ。


アジア人で若目(見た目)で女性の私はすぐ舐められガチなので英語力だけはしっかりしておきたいといつも思っている。


最初の頃もまずそこをキッチリと固めなければと思って挑んでいた。


でも学生が授業中に発言をする度、質問をする度に何度も何度も何度も聞き返している自分にものすごく危機感を感じていた。


そこで、


ここで懺悔します。


魔法を使ったことを。


この魔術によってNY学生の英語が理解できるようになった。ほとんど聞き返す必要がなくなった。


そんな魔法があるの。


でも使ってはいけない魔法。


今はもう使ってない。


今だから教えられるその魔法。


ひと言言うだけで効果絶大。チチンプイプイ


知りたいですか?


それはですね。こう唱えればいいのです。






「左耳が聞こえません。」







右耳でもいいですよ。


片耳が良く聞こえないことにした。


それ以来学生の声量が上がり、話す速度が落ち、会話に句読点がつくようになった。


どれだけ救われたことか。


そのことを忘れて早口で話す学生もいたが、そんな時には大げさに近づいて、右耳を傾けて、聞こえにくそうな顔をした。


間違えて左耳を近づけて、慌てて切り返したことも。


今、その魔法を使っていないのは、耳が慣れたというのもあるけれど、別に私の英語力がグンと伸びたからというわけでもなく、学生の話す力を変える方法を思いついたから。


「書き言葉を直したかったらまず話し言葉を直しなさい」と、学期の初めに「話し方」についての授業を何度かするので、最初の頃から私が聞き取りやすくなるように彼らの話し方を自分の耳に「設定」するのだ。


私の教師生命はちょっとしたいけない魔法のお陰で絶たれずにすんだのです。


お許しください。

ここで「ひょうきん族」だったら「ダメ~~~~~~!」って水被るんだよね(これを分かる人も少なくなってきたんだろうな)。


私はドリフ派だったが。