お元気ですか。
海丸と亀丸が私の横で、
一本の紐をめぐって綱引きをしています。
BoBoもNekosも間違いなく元気。
何だか、これだけ立て続けに事件の話をしていると、
やっぱりNYだから。。。
とか、
NYは怖いわ~
とか、
BoBoはNYの治安の悪いところに住んでいる
と思うかもしれない。
でも、
NYの治安はアメリカの大都市の中ではトップ何位かに入ります。
今もそうか分からないけれど、私が引っ越したての時は1位だった。
治安の悪い地区は、
どこの街にもあるように、
勿論NYにも沢山あるけれど、
説得力ないけれど、
私は極めて安全と言われている地区に住んでいる。
夜中を過ぎても女性や老人が一人で犬の散歩をしていたりする。
あまり賢いことではないなと思うけれど。
基本的に日本の方が安全なのかもしれないけれど、
私は日本で一人暮らしをしていた頃の方が
怖かった。
多分、夜に一人で出歩く機会が多かったからかな。
こちらでは、
夜道に一人で歩くということを避けるというか、
機会事態が少ない。
車での行動ばかりだから。
ま、そんなわけで、
生活していて「怖い」と感じることはあまりありません。
でも去年のある時期(9月~12月)に限っては、
本当に「何かが自分に起きたら」ということばかり考えていた。
実はその頃、大学で痴漢にあったこともある。
土曜日の真昼間、キャンパスには生徒がまばらにいた。
授業のリサーチに協力してくれと
生徒のフリをした若い男性に
外からも中が見える窓だらけのお部屋に誘導された。
この大学では珍しいことではない。
良く手伝ってくれとか、アンケートに答えてくれとか
キャンパスで聞かれるので、
普段忙しくてあまり協力できない私は、
今日なら時間あるし、大丈夫、
と協力してあげることにした。
部屋の中で、
「リサーチ」に協力している最中
変なものを出されているのに、
しばらく気付かなかった私。
気付かないリサーチってどんなよ。
と思うと思うけれど、
説明がとても面倒くさいので、
とにかくテーブルがあって、
テーブルの下で何かをしている彼の息遣いが荒くなるまで、
気付かなかった私とだけ説明させてもらいます。
気付いた時は、
外から見えるけれど、
講堂のような大部屋に、
彼と私だけだったので、叫んだり、暴れてはいけないと思い。
静かに、
ごめんなさい。やっぱり協力できません。
と丁重にお断りして、
その場を立ち去ろうとした。
なかなかしつこい彼。
なぜ?なぜ?
徐々に迫って、側まで寄ってくる。
とにかく駄目、協力できない。
どうしても行かないといけない。
ジリジリと近寄る彼から少しずつ離れながら、
扉に近づいていった。
全然諦めてくれず、
彼の苛立ちがあからさまになってきた時、
どうしたらいいのか分からなくて、試しに
私この大学の教授だから、
お願いだから帰して。
と言ったら、
どういうわけか、
すんなり解放してもらった。
教授には手を出してはいけないと思ったのか。
部屋の鍵はかかっていた。
外にはすんなりと出れたけど。外から中には入れないようにしていたってこと。
外に出て見て、部屋に窓はあるけれど、
外が明るすぎて
外からは部屋の中は見えないということに気付いた。
今でも彼の顔をはっきりと覚えている。
着ているシャツの柄も覚えている。
部屋を出てすぐに警察にいけば良かったのかもしれない。
でも、あっさりと騙された自分へのショック、
あんな少年のような男が痴漢だったことへのショック、
後で復讐されるかもしれない不安もあり、
とにかく「誰にも知られたくない」
と言う気持ちもあり、
結局、この話は警察どころか、友達にもしていない。
くやしくて惨めで仕方なかった。
その部屋の中はあれ以来一度も入っていない。ムカツクから。
今思うと、警察に行くべきだったのだ。
大学で起きたことだし、
大学の安全を考えて、自分の為にも
絶対に行くべきだった。
でも、それに気付くのに1年掛かりました。
つまり、このブログを書いて気付いたってこと。
これだけ、色々なことが短期で起きれば、
精神的に参るのも無理はない。
「自分にもし何かが起きたら」が、
ものすごくリアリティーをおびて自分に迫っているのを感じた。
数々のニアミスが、徐々に自分に近づいてきているのを感じていた。
まさしくnearly missed。barely missed。
でも、まだ自分は無事に生きている。
もともと、強気で度胸のある人だけど、
あの「殻」から抜けてからは、
さらに強くなりましたよ。
強がり過ぎるというのが難だけど。
結構可愛いところあると思うんだけどな。
毎学期、夜に教える授業や
遅くまで仕事することが多いので、
あの事件以来、
夜にキャンパスを一人で歩く時は、
タバコに火をつけて歩くようにしている(喫煙者です)。
いざとなったら、
ブッッシューーーってしてやるんだ!!!
NY怖い?
そんなに怖くもないんだよ。
怖がらせてたらごめんなさい。