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カイちゃんは余りにも急に亡くなってしまいました…


この日はいつもの通院日、カイちゃんの抗がん剤の日でした

前日も走り回っていました、この日も特に具合が悪そうとかはなく少し寒い日でしたからテンション低いな〜って感じでした

朝もカリカリ沢山食べて、みんなと遊んでいました

病院へ行かないといけないのでカイちゃんをキャリーケージに入れなければならないですが、カイちゃんはいつもの様に中々入らず…この時が不憫で毎回ゴメンねゴメンねという気持ちでしたが、キャリーになんとか入ってもらい車の中に設置してある大きいケースに入ってもらいました

しばらくしてウンチとオシッコをケースに設置したトイレにして、ウンチは朝もしたから今日は二回も不思議でした…

この日は結構鳴いていて、今日は機嫌が良くないなって思いながらも病院に到着、今日は珍しくすぐに呼ばれ、しかも先生が直接診察室に私も入る形でした(いつもは受付から看護士さんが預かってくれて採血って流れだから)
これも何かしらの予感的な感じだったのかな

採血している時からなんかいつもより大人しく、採血後に力が抜けてるカイちゃんに私も看護士さんも気づき、看護士さんが先生を呼びます、すぐに先生が対処してくださり、心電図や血圧測定、血圧がかなり低い…

しかしすぐに処置したからか血圧は戻り、カイちゃんもまた動き出しました、すぐにレントゲンを撮り、エコーもしましたが、心臓のリンパ腫は前回とは大きく変わらず、胸水もたいして溜まっていないため、お腹のエコーをされました、お腹のリンパ腫が大きくなっている

胸水でしんどいとかではなく、血栓の可能性が高く、危険な状況だと…

カイちゃんは力が抜けた状態でした…


そして、血液検査の結果が出るまでカイちゃんは酸素室にて点滴と内科的処置をしていました

私は待合室にて待機(一番後悔しているのは、この時カイちゃんのそばに居たいと言えばよかった…酸素室だから無理かもだけどずっと撫でてあげていたかった…)

結果が出て、先生に呼ばれ話を聞く時に先生が診察室から見えるカイちゃんの酸素室を見てあちらにカイちゃんがいますがぐったりしてますと言って二人で見た瞬間にカイちゃんが二回程少し暴れるそぶり

先生は痛いのかな…と呟き、看護士さんがすぐにカイちゃんの酸素室に行き対応しました、そして先生と話そうとしたら、すぐにカイちゃんが危ない状況になってしまい、看護士さんが大きな声で先生をよび、先生が走っていき、グッタリしたカイちゃんを抱えて処置室へ、私も隣の処置室へ入り、すぐ先生が蘇生等してくれました、心臓はまだ少しだけ動いている言われ、本当に私もスタッフさん達もパニック状態でバタバタしました

私はもうこの時にカイちゃんとお別れなんだ…と感じたのか涙が止まらず、先生が何か言ってましたが、耳には入ってこなくて、カイちゃんにありがとう、ありがとう、苦しまないで、ゆっくりね、ごめんね、また会おうねと心の中で繰り返していました

心臓の動きは本当に微力であり、マッサージをやめたらすぐに止まると言われました…

私はもう今カイちゃんが苦しくないならもういいです…といい、カイちゃんを抱かせてもらい、抱っこして椅子に座りました、先生が1分毎位、三回位聴診器をあてていましたが、抱っこして4分立たないくらいにはカイちゃんの心臓は止まりました…

もしかしたら抱っこ前に止まっていたのかもしれない…私の腕でゆっくりいけたと思う方がショックは少ないと感じた先生がもしかしたら配慮してくれたのかもしれない…

私が後悔しないように?かもしれない、だけど先生の言う通りならば、一応私が抱っこしてから逝けたのだったらまだ良かったのかな…
ショック状態からはカイちゃんの意識はなかったけど…

カイちゃんにとってこの日病院で逝くのは嫌だったはず…

血栓なら家にいたらどうだったんやろ…

ってか病院に来なければ大丈夫だったのかも…

朝いやがるカイちゃんをキャリーに入れ、病院について具合悪くなって、入院室に入り、私がいない時に意識がなくなって、こんな風で私の中ではまた色々な意味で自分を責めてしまう…

どんなお別れもきっと後悔したり自分を責めてしまう…


カイちゃんは抗がん剤の副作用は本当にキツくないからそれだけは良かったです、先生もこんなに副作用がない子は中々いないから凄いと言ってくださってました、嘔吐や下痢は一度もなかった、食事も最後までしてまして、ふっくらフワフワなまま亡くなりました

髭も抜けていない

亡くなった日も朝はカリカリをしっかり食べて、遊んで、病院へ行く少し前にはチュールを食べていました、突然死の可能性は初めから聞いていました、前縦隔型リンパ腫は心臓に爆弾を抱えているから…
遊ぶのも控えめが良いかもと言われていました、だけど私はカイちゃんらしく遊んだり食べる生活が送れる日々での突然死ならそれはそれで良いのだと思っていましたから、カイちゃんを自由にしていました、だから覚悟はしていたつもりでしたが

まさかまさか、通院日に病院についてすぐに血栓で急変し亡くなるとは思っていませんでした…

私が見た時に暴れたカイちゃん、痛み?苦しみはあったでしょうし、あの瞬間私が居なくて入院室で辛い瞬間…

だけどきっと一瞬でした…

最後の最後はゆっくり腕の中で逝けた…はず…

私の中でいつも不安だったのはカイちゃんのリンパ腫は胸にできる前縦隔型なので、苦しむ、息が出来なくなりチアノーゼ
安楽死など、体験された人のブログを読むと結構このワードばかりで、苦しくなって逝くのは可哀想やなと思っていました

実際、抗がん剤の効きが悪くなった時は胸水が溜まって息苦しくしんどい状態になってましたので、やはりいつか抗がん剤が効かなくなり苦しくなって亡くなるまで毎日酸素室に入ってご飯も食べなくなるんやろなとか、余りにも苦しいのが続くなら私も安楽死を考える時がくるんやろなと不安でした…

カイちゃんは本当に突然の急変でたまたま通院日の病院でこのような感じになって、私が想像していた最後とは違いました…

苦しい時間はたぶん一瞬、この部分だけは救いだったのだと思う…

でもやっぱり理想は病院なんかいかず、家でゆっくり、苦しまず、痛みがなく…


だけどそんな上手くはいかない…


後悔、悲しみ、自責、色々な感情です…辛いし、泣いてばかりで、自分がこんなに弱いんだとまた再確認しました…


カイちゃんが走る姿、食べる姿、膝の上で寝る姿、窓越しに迎えてくれてる姿、脳裏に浮かんできて泣けてしまう

命は長さではない、とはいいますが、でもまだカイちゃんは一歳になったばかりで…

やっぱり辛い…


でも本当に本当に強かった、カイちゃんはずっと自分で食事してました、体重も最後の日も5.5キロ、本当に病気をしてるとは分からないねと、近所の猫友さんにも言われてました、食べて、遊んで、カイちゃんらしい日を過ごせてました。


特に2/23の抗がん剤後は亡くなる日まで四週間も追加の抗がん剤もなく、カイちゃん自身元気をキープし、本当に病気を忘れる位に穏やかな日々でした、私も楽しかった


カイちゃんが病気になってから
色んな事考え、悩み、葛藤しました、最後が余りにも急で、血栓がなければこんなに早く逝かなかったはずと思うと悔しさもある、だけどいつか抗がん剤が効かなくなり胸水などで苦しんで苦しんで、食べなくなって毎日を過ごすよりはその日の朝も沢山食べて、病院行く前にチュール食べて、突然で良かったのかもとも思えたりして…

まだまだ気持ちは整理できない悲しみ寂しさばかり、毎日の投薬、治療、カイちゃんは本当に頑張りました、ありがとうという思い

強くて懸命に生きるカイちゃんに私は励まされる日々でした

天気が良い日、網戸ごし、窓際や縁側から外の鳥さんを見たり、ゴロゴロ言いながらお膝に来てくれたカイちゃん、リンパ腫になってからこんなに早く突然の別れが来るなら、もっともっと一緒にいる時間を作りたかった…

最後はもっとカイちゃん自体が弱って、介護したり通院したり、大変な日々が待ってる、覚悟してから亡くなるんだろうと考えていたから、本当に突然すぎて頭の中でまだ納得出来ていないというのか、まだ受け入れられていないというか…


私はまだまだ未熟で、弱いです…


支えてくださった皆様には大変感謝しています、不安な時に力になってくださりありがとうございました、そしてご支援をして下さった方のお陰でカイちゃんにはじゅうぶんな治療ができた事、カイちゃんと私の大切な4カ月を与えてくださった事、本当に感謝いたします、小さな奇跡を積み重ねた日々はカイちゃんと私だけではなく、皆さんの想い、祈り、ご支援が起こした奇跡です

私は皆さまのお気持ちは一生忘れません

本当にありがとうございました

亡くなる前の日カイちゃんです本当に可愛いです


会いたいです、フワフワの毛に顔を埋めたい、遊びたい

カイちゃんに会いたい


寂しいです

また気持ちが落ち着いたら、改めて収支報告やカイちゃんについて沢山の想いを書きたいと思います