どれだけ
優秀な医者に診てもらったって、
どれだけ、
あらゆることを試したって、
どれだけ
多くの愛をもらったって、
逝くときは、逝く。
歳は関係ない。
僕たちは、
残される側しか
見ることができないから、
辛いなー、悲しいなー、
と思ってしまうけど、
逝くことが、
実は次のステージへの
ステップアップだとしたら、
現実世界での
ノルマを達成した証で、
現実世界の卒業だったとしたら、
あー、先を越された、
いいなー、羨ましいなー
となるんじゃないかな。
だから、
まだ現実世界で
やることが残っていたら、
がんになって、
余命宣告されたって、
奇跡の寛解を遂げて、
生き続けるだろう。
でも、
そのやることって、
気づく人と
気づかない人がいるみたい。
そうなると、
どうなるんだ?
ちょっと、
考えが飛躍しすぎかな…
なにはともあれ、
状態は違えど、
彼女と同じく、
がんになっている身としては、
亡くなったことに
悲しいとかはなく、
人ごとではないと言うか、
明日は我が身と言うか、
なんとも複雑な心境になる。
とにかく、
今、できることは、
ただただ、
自分を大切に思いやって
生きていこうと思う。
またそれが、
他人を大切に思いやることに
つながると思うから。
彼女と同じように、
最期まで愛を大切にしていたい。