僕は、この2年ほど、
自分軸で生きる、
てことをテーマにやってきた。
他人軸に戻ることを嫌うあまり、
他人との繋がりを避けてきた。
最終、妻と二人で
生きればいいと思っていた。
だから、
毎日が同じような、
何の刺激もない日で、
たまに外食したり、
旅行したりして、
暇をつぶしていた。
そんな中、
ふと思ったことがある。
このまま何十年と
同じような日々が続き、
他人との関わりもないまま、
人生が終わるのかと。
で、肺がんになった。
今、振り返って思うことは、
生き方が極端で偏りすぎていたなあ、
てこと。
そして、
他人軸で生きないことと、
他人との繋がりを断つのは、
違うってこと。
自分軸で生きるってことと、
自分だけで生きるってのは、
違うってこと。
これが、
大きな大きな勘違いだった。
僕は今、
ないと思っていた他人との繋がりが、
自らなくしてきた繋がりが、
それでも
あったことに驚いている。
そして、
それに、すごく感謝している。
本当に繋がりがなかったら、
僕の命は、本当に短かっただろう。
これは、
がんになっていなかったら、
一生気づかなかっただろうし、
他人との繋がりの大切さを知るために、
簡単にいうと、
愛を知るために、
僕は
がんになったんだと思う。