自分がガンになったことは、
受けいれることができた。
「なんで、こんなことになってしまったんだ…」
なんて、悲観的になったことは、一度もない。
一般的に、
ガンを克服するには、
「絶対にガンを治してやる!」
というような
強い意志が必要だと言われるけど、
ネガティブでも、
超ポジティブでもない、
なんか不思議とフラットな状態でいる。
支援や応援してくれている皆さんに
勘違いしないでほしいのは、
決して
諦めているとか、
生きようとする力が弱いとか、
そういうことではない。
もちろん、
自分の気持ちは「生きたい」と思っている。
ガンになったからこそ、
「生きる」ということを意識するようになった。
ただ、僕に命をくれるのは、
自分の力ではなく、まわりの力だと思っている。
僕がどこまで生きられるか、
僕が決めることではなく、
世界が決めることだと思っている。
だから、
どんな結果が待っていようと、
受けいれる準備はできている。
とはいえ、
僕を生かしてくれる、
まわりの力を信じている。
信じているから、
心穏やかに、安心して生活できている。