今の僕は、なんの役にもたっていない。
普段、何をしてるかと言えば、
寝て、起きて、
飯食って、クソをして、
テレビみて、風呂入って、
薬飲んで、たまに散歩して、
て感じ。
仕事はしてないし、
ほんと、誰の役にもたっていない。
ただ、生きてる、それだけ。
それなのに、
そんな僕のために、
いろいろサポートしてくれる人がいる。
しかも、
僕が元気になったあかつきには、
何かをしてもらおうとか、何かを頼もうとか、
そこに見返りを求めている姿は、一切ない。
ただ、してくれるだけ。
これは体にいいと、
飲食品類を送ってくれる人もいるし、
治療に専念しろと、
医療費や生活費といった経済的なことを、
全面的に支えてくれている人もいる。
まわりの人たちが、
僕を生かそうと、
できるだけのことをしてくれている。
そんなことを思っていたら、
感動して、涙がでてきた。
こんなにしてもらって、
ここまでしてくれるなんて、
それなのに、
なんにもできなくて、
なんにも返せなくて、
してもらうばっかりで、
面倒かけるばっかりで、
お世話になりっぱなしで、
本当に申し訳ないです。
本当にすみません。
その「申し訳ない」という気持ちの先に
「ありがたい」という気持ちが生まれる。
それが本当の「感謝」なんだと、
やっと分かった。
今まで、
なんと薄っぺらい感謝をしていたのか、
いや、
感謝もどきをしていたのか、
そして、
どれだけ傲慢だったのか。
病気になる前までの自分が、恥ずかしい。