『カールじいさんの空飛ぶ家』 | 映画・出来事備忘録

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観た映画の感想や日々の出来事などを書きます。備忘録的な。映画は洋画ばっかりネタバレしまくりなのでご注意を!

今日の水曜プレミアシネマは、


ピート・ドクター、ボブ・ピーターソン監督作品『カールじいさんの空飛ぶ家』でした!



内気な少年カールは、冒険家チャールズ・マンツの大ファン。ある日カールは空き家でひとり冒険家ごっこをしていたおてんばな少女エリーと出会います。冒険に憧れているという共通点があった二人はすぐ仲良しになりました。


やがて成長したカールとエリーは結婚し、幸せな時を過ごします。いつかチャールズ・マンツが発見したパラダイスの滝のそばに家を建てる、それが二人の夢でした。


しかし妻エリーは病に倒れ、その夢は叶わないまま亡くなってしまいます。


エリーの死によりカールは、二人で過ごした家に執着するようになり、性格も頑固に。


その家から去らなければいけなくなった時、カールは家にたくさんの風船を結び付けて、逃亡をはかります。


目的地は、南アメリカにあるパラダイスの滝のほとり。


成り行きで同行する事になったボーイスカウトの男の子ラッセルと共に、カールは南アメリカを目指します。


積乱雲に巻き込まれながら無事に南アメリカに辿り着いたものの、着地したのは滝から少し離れたところでした。


風船の浮力が切れる期限は約3日。それまでに滝のほとりに着こうと、カールとラッセルは浮かんだ家を引っ張って歩きます。


ところがひょんなことから、カールとエリーがずっと憧れていた冒険家チャールズ・マンツに遭遇します。大感激のカールですが、彼は自分を信じなかった世間への復讐心に燃えていました。一羽の鳥が原因でチャールズの怒りを買ってしまったカールとラッセル。犬の協力者を得て、必死に戦います。


チャールズと犬たちとの戦いの過程で、カールの妻に対する想い、ラッセルへの気持ちは、だんだんと違ったものになっていくのです。



カールじいさん、良かったですー!


最初はエリーと一緒に過ごした思い出の家に、すんごく執着してます。どんなに金を積まれても、絶対に離れようとしません。


でも、ラッセルとの関わりとか憧れていた冒険家の悲しい変化とかを通して、少しずつ感情が変わっていくんです。


特に印象的なのが、エリーが大切にしていた冒険ノートの、昔は白紙だったページ。時が流れて改めてそのページを開いたカールが見つけたものは、


「楽しかったわ、ありがとう。新しい冒険を始めて! エリーより」


という、病に冒されていたエリーからの最後のメッセージでした。


最後、雲の中に消えていく家を見つめながら、カールが言ったセリフ。


「いいんだ、ただの家さ…」


あんなに家に固執していた彼が、こんなセリフを言えるまでになったんですね。エリーのことは、気持ちの整理がついたのだと思います。なんだかほっとしました。



この映画、犬がすごく可愛かったです!犬好きにはたまらん。


特に良かったのが、犬たちのボスアルファさん。ドーベルマンな外見に一目惚れ。ヘリウムを吸ったような声から、超イケボになったのがツボでした。


ていうか、犬たちの間ではエリザベスカラーって辱め扱いなんでしょうかwwwエリザベスカラー付けられて恥ずかしがるダグとか、部下だちの笑いものになるアルファさんとか、すごい笑えましたw可愛い。


ブルドッグの高木渉さん、めちゃめちゃハマリ役だったと思いますw


まさかの、犬たちの空中戦。ドッグファイトです。複葉機を乗り回す犬なんて初めて見たけど、カッコいい。



それから、ものすごく憧れだった人が実際は最低のクズ野郎だったってことを知っちゃったら、私だったらしばらく立ち直れません…。考えただけでも身の毛がよだちます。恐ろしい。


特にカールじいさんにとって、チャールズはエリーとの出会いのきっかけでもあるし、そのショックたるや………。



笑えるし和むししんみりできるし、さすがピクサーって感じの映画でした!『モンスターズ・ユニバーシティ』もめちゃめちゃ楽しみです。


来週は『ホーンテッドマンション』らしいです!すんごく大好きな映画なので、すんごく楽しみです…。早く来週にならないかなあ。


それでは、この辺で。おやすみなさーい!!