?H3>グーニーズ
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原案・製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
監督       リチャード・ドナー
脚本       クリス・コロンバン
キャスト     ショーン・アスティン コリー・フェルドマン ケリー・グリーン キ・ホイ・ファン                ジョッシュ・ブローリンほか 
             
        1986年作品  

 子供達が主役の、大人も子供に返って楽しめる、素晴らしいドリーム・アドベンチャー!
面白いことなんて何にもない。退屈していた少年達が屋根裏で一枚の古地図を発見する。これがこの夢のような冒険の始まり。

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この映画はスピルバーグがこれまで作ったことがない全く新しい映画ということを彼自身が語っている。彼は「グーン・キッズ」と自分で呼ぶストーリーを考えお気に入りの脚本家 クリス・コロンバスにこの話をした。少年時代マーク・トゥエインの小説に熱中し海賊船や黄金探しの話に夢中になったスピルバーグ。その少年時代そのものがグーニーズの原型だった。クリス・コロンバスもこれは同じだった。ふたりは何回となく会い、脚本を書いてまた書き直した。リチャード・ドナーが監督して加わり3人のグーニーズになった。というのもドナー自身も子供のような無垢な心と楽しいいたずらのセンスを持っていたからだ。こうしてスピルバーグは自らグーニーズのメンバーを組織した。グーニーズの特別な所は子供達が独特のスタイルを持っていた60年代ころの要素を取り入れていることだ。そして長い間映画では見られなかった特別な冒険が始まった。

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 スピルバークとドナーは何千人という子供達の中から主人公達を選び出した。選考の基準となったのが活発でユーモアのセンス、そして何よりもやることなすことが普通の子供と変わっていること。こうして選ばれた7人のキッズがどんなに生き生きしているかは映画を見れば実感できる。これが演技とは思えないほど、彼等のおしゃべりや表情は生き生きとしている。
 
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 「ストーリー」
 マイキーと兄のブランド、そしてマウス、チャンク、データ達はアストリアの海岸の町、グーンドッグスに住んでいる。だからグーニーズ。グーニーにはアホウドリという意味もある。町の保安官などは「あの悪ガキたち」という感じを込めて「グーニーズ」と呼ぶ。彼等が1日として退屈したまま我慢していられないのは事実。その結果、何かをやらかして大人達をびっくりさせる。
 一方、町の刑務所からフラテッリ兄弟の弟のジェイクが兄のフランシスとママに助けられて脱獄し、ママの運転する四駆で逃走中。ちょっと間抜けなフランシス、凶暴なボスなのだが妙に暖かみのあるママ。この3人はまさしく三バカトリオ。こんな三悪人とグーニーズの子供達が出会うことになる。
   
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 5人の少年達はマイキーの家に集まっていた。マイキーの家はゴルフコースを作ろうとする企業から追い出されそうになっている。退屈まぎれに入ってはいけないと言われていた屋根裏に上がって古い地図を見つける。海賊片目のウイリーの宝の地図らしい。スペイン語で謎めいた言葉が書かれているボロボロの地図に導かれ、冒険の旅に出る。

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  グーニーズたちはその途中で三悪人の兄弟とママに見つかってしまう。彼等は古い建物の暖炉の下の通路を見つける。グーニーズだって怖い事は怖い。帰れれば帰りたい気持もあった。しかし後ろには悪人兄弟とママがいる。それに宝が手に入ればこの土地から追い出されずに済む。

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 マイキーは積極的に前に進んだ。マイキーの気持を知ってみんなも前に進む。グーニーズは誓い合っているのだ。「世界が終わりになるまでボクたちは一緒だ」。
後から追ってくるフラテッリー一家。グーニーズは目の前に現れた地下洞窟を進む。危なっかしい丸太橋が一本だけかかっている激流の前に出た。絶対絶命渡るしかない。地下水が集まって来ているのだろうか?もの凄い水の量だ。

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 かれらは海賊ウイリーのしかけた数々のわなに遭遇する。50年前にこの場所を見つけたコパーボットという男は最初の罠であえなく大きな岩の下敷きになっていた。紐に足を引っかけるとナイフが動いて岩を吊ったロープを切って行くのだ。


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 この海賊は楽しんで人殺しのブービートラップ(罠)を作っているようだ。
そして次は落とし穴。データが落ちてしまうが寸前、彼の007ばりの装置で助かる。彼の発明装置は肝心な所で役に立った。グーニーズは数々の罠を乗りこえ進むと、さらに人の骨で作られたオルガンのブービートラップが待ち受ける。弾きそこねたら床が落ちて行くのだ。ピアノを習っていたアンディーのお陰で新しい道を見つける。

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 グーニーズ達が滝のような水の滑り台を滑って着いた所には、目の前に巨大な海賊船が有った。インフェルノ号、まさしく海賊ウイリーの船だ。300年眠っていた船が子供達の前に姿を現したのだ。
彼等は莫大な価値の財宝を目にする。
 
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 しかし、みんなは追ってきたフラテッリー一家に捕まってしまう。宝は取り上げられた。さらに欲張ったママは・・・。もう無いと思っていた海賊ウイリーの罠がまだあったのだ。海賊ウイリーの前の秤に乗った金貨に手をつけてしまう。これによりとても大がかりな仕掛けが動き出し・・・。

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 グーニーズ達は無事に抜け出すことが出来た。それにポケットには・・・。

グーニーズはまた次の冒険を見つけるだろう。  「END」

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 撮影を終わってドナー監督は「これまで手がけた映画で一番苦労したが、一本の映画でこれほど楽しんだ事はなかった」という。何よりもスピルバーグがいつも相談にのってくれたのが最大の強みだったと。

 全編、ハラハラ、ドキドキのアドベンチャー。子供と一緒になって大人も子供に返ってのめり込んでしまう素晴らしいドリームを描いた映画です。