白露2024/玄鳥去る | をだまきの晴耕雨読

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ブログを始めて10年が過ぎました。
開始時の標題(自転車巡礼)と、内容が一致しなくなってきました。
生き方も標題もリフレッシュして、再開いたします。

立秋⇒処暑⇒白露

 

先人の季節感には感心することが多い。

 

やれ、中国と日本は気候が違う、新暦と旧暦では事情が違うなど、異論もある。

 

確かに夏の真っ盛りに、”今日から秋これからは残暑見舞い”にと言われてもピンとはこない。

 

ただ、日の出・日の入り時刻は徐々に変化を始めている。

 

「処暑」だって、ここまでと言われも暑さは続いているわけだし・・・・・・

 

それでも耳を澄ませば、早朝でも虫の根が聞こえる。

 

そして今日は「白露」、朝夕しのぎやすくなり朝露の季節という。

 

こんなにカラカラのお天気なのに、朝野菜畑に行くと葉っぱに朝露がつくようになった。

 

季節の変わり目と感じるようになった。

 

あれだけ騒がしていた「熊セミ」は遠く去り、今は「ツクツクボウシ」が季節の終わりを告げる。

 

今週から分団登校のスクールガードが始まった。

 

新たに転入生も加わって、季節が巡っていることを実感する。

 

交差点にある店舗の軒先で巣立ったたくさんのツバメたちが、南へ渡る準備を始めている。

 

「白露」には”玄鳥去る”という候があり、春の「清明」の”玄鳥至る”と対を為している。

 

ツバメは子育てのために1日300~500匹の虫を運ぶと聞いたことがある。

 

日本中でいったい何匹のツバメが虫を捕食したのだろう。

 

生きとし生ききるものが、爆発するような春は過ぎて餌に困る季節になる。

 

温かい南の国へ渡っていくのだろう。寿命は2~3年という。

 

今朝は”瓶ゴミ”の回収日。新聞を取りにいったときに写した1枚。

 

 

2年前、知り合いから頂いた20粒の種。

 

猛暑の中、半分は☆になったけれど、南に帰る玄鳥を見送るように、翼を広げていた。