繰り返される愚行/騙し騙され | をだまきの晴耕雨読

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ブログを始めて10年が過ぎました。
開始時の標題(自転車巡礼)と、内容が一致しなくなってきました。
生き方も標題もリフレッシュして、再開いたします。

この数日、変に自信に満ち触れた熟女が熱弁を揮う動画が流れている。

 

なにかしらのセミナーのようであり、巨大な催眠術のようにも見える。

 

経験はないけれど、新興宗教の集いも、このような雰囲気出ないかとも思う。

 

 

夢のような話を、少しばかりの事実と、たくさんの虚言で固めて・・・・・・・・

 

似てますね、昨年話題になったあの方に

 

 

どちらも60歳を超えて、ますます盛んに

 

どうして?    と思ってしまう。

 

このゼロ金利の時代に、「元本保証・高利回り」など、美味い話があるだろうか?

 

ところが、この40年間で主なものだけでも30件を数える。

 

 

ネズミ講に代表される、無限連鎖講(子供ができればキックバックがあるという手法)

 

似たようなものにマルチ商法がある。こちらは健康食品などが商品だった。

 

そして未公開株に対する投資話に、ゴルフ場や新規事業への投資話。

 

あげればキリがない

 

FXに代表される、怪しげな外国為替や外国国債など。

 

さらに霊感商法といわれる、人の弱みに付け込んで二束三文の品を高額で売りつける。

 

どうしてこんなに騙される人が後を絶たない。

 

誰にも同情されなくて、むしろ欲の皮がつっぱたと笑われるだけなのに。

 

昔、「お金儲けをすることは悪いことですか」と開き直ったファンド主催者がいた。

 

悪くはないけれど、手段が問題なのだ。

 

株を買い占めて、その企業の内部留保を引き出してしまう。

 

いわば健康な人に寄生して、栄養を奪い取ってしまう寄生虫のように。

 

健全なお金儲けとは、その企業の生産性に寄与し、売上高を伸ばし正当な利益を拡大することでしょう。

 

 

 

そこへ行くと、「おれおれ詐欺」の被害者には同情する。

 

家族の愛情を利用するような手法は、悪どいと思う。

 

似たようなもので、還付金詐欺があるが、これは上述の一覧表の犠牲者と一緒で同情できない。

 

そんなに美味い話があるはずがないのに、ついつい乗せられてしまう。

 

犠牲者を責めるつもりはない。

 

責められるべきは

 

むしろ巧妙に、厚かましく(大抵は倒産や破産をして終わる)、善人の人生を壊す人たちである。

 

悔しいけれど、400年前に「石川五右衛門」が見栄を切ったといわれる

 

「浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ」

 

は、正鵠を射ていると思う。

 

今日はお彼岸の中日というのに・・・・・・