高校1年生のときからお世話になり、もう身体の一部といっても違和感はありません。
踏んづけたり、お尻に敷いたり、度が合わなくなったり、流行を追いかけてたり と
いったい幾つの眼鏡を購入し、身体の一部としたでしょうか?
正確ではありませんが、30個は超えていると思います。
この6個は現存している最近のもの
この数年は毎年のように購入しています。
その経緯は恥ずかしいのですが、以下の通りです。
2022年1月でした。
所属するボランティア団体の新年会で大はしゃぎし帰宅して目が覚めると眼鏡がありません。
帰宅途中に野鳥をビデオ撮影した記録が残っていましたから、家まで掛けていたような記憶が。
家内に尋ねると、『掛けていませんでした。どこかに忘れてきたのではないですか』と返答が。
1ケ月ほどし、もしやと思い会場に電話すると「黒いフレームの眼鏡を預かっています」と!
勇んでお店まで行き確認したところ、なんと老眼鏡!フレームはよく似ていたのですが。
代替の眼鏡を使用していましたが我慢できず、3月末に購入した眼鏡店へ。
気にいっていましたので、同じフレームを求めました。
最近の眼鏡店は売り切り品が多くて、店内にはなく絶望的でした。
若い店員さんは、系列店の在庫を確認してくれて、全く同じものを見つけてくれたのです。
前回のデータが残っていますから調整は不要でした。
(親切な店員さんに、眼鏡の紛失の顛末は恥ずかしくて説明はできませんでした)。
5月下旬、お庭の雑草取りをしていると、植木鉢の下に金属線のようなものが見えます。
取り除こうとして植木鉢を持ち上げますと、な なんと失った眼鏡ではありませんか!
(酔っ払って帰宅し、お庭で何かを観察していたのか?記憶にありません)
フレームは変形し、レンズは泥まみれ、鼻パッドのところはネジが錆びて変色していました。
もちろんテンプルが変形して、満足に掛けることはできませんでしたが。
購入したお店に行きますと、あのときの親切な店員さんが出勤されていました。
錆びた鼻パッドの交換やテンプルの変形を快く修理してくれました。
これらの行為は無料で行ってくれたのです。
家内に、『やっぱり記憶は正しかった』と胸を張って言ったのですが、
『部屋に戻ったときは掛けていませんでしたよ』と逆襲されました。
それから1年後の2023年1月。
町内会の日本酒同好会のメンバー4人と新宴会で大いに盛り上がり全員酩酊状態に。
気がつけば、顔は擦り傷、メガネはフレームが変形しレンズは傷だらけでした。
またもや眼鏡屋さんに駆け込み、フレーム修復とレンズ交換をいたしました。
歳も歳だし、行動に責任を持たなくては大反省したのです。
そんな反省も忘れたのか、2024年2月
老人大学のクラス会で、国民休暇村での懇親会。
大いに盛り上がり、二次会迄繰り出したのです。
その後の詳しい経緯は記憶がないのですが、結果は1年前と同じでした。
さすがに顔は無事でしたが、メガネは同じように破損寸前でした。
懇意になったメガネ屋さんへ、フレームの修理とレンズの交換に行きました。
待つこと30分、見事フレームは復元されていました(レンズは2週間後になるとのこと)。
『フレームの歪みは修復できましたが、金属疲労もあるので保証はできません』と言い、
暗に新しいフレームを勧めるのです。
既に同じフレームのメガネが2個あって、今回のは予備として考えていたものです。
お世話になりっぱなしの店員さんの勧めに従って、予備の予備を購入することになりました。
家内からは『それよりいったい幾つ眼鏡を集めるつもりですか。掛けるお顔は一つですよ』
とダメ出しをされてしまいました。
かの白洲次郎さんの留学時代の親友でトラットフォード伯爵侯家の御曹司は、同じ生地・型の青いスーツを40着も持っていて毎日取り換えていたそうです。それの方と比べてみれば。