日本代表年内最後の試合がついさっき終わりましたね。

試合は日本が2-1でオーストラリアを下しました。

アギーレ・ジャパンは、6試合戦って、3勝1分け2敗の成績で、なんとか勝ち越しで最初の一年を終えることができました。

しかし、この試合を見てみると、この数字を手放しには喜べません。

スタメンを見ても分かるとおり、11月の二連戦(ホンジュラス戦、オーストラリア戦)は、ザック・ジャパンで主軸だった選手の活躍が目立っています。

34歳の遠藤や31歳の今野の招集がそれを物語っています。

今日のスターティング・イレブンを見ると、アギーレ体制の11月の試合の結果は、前任者がつくりあげた代表の力の上に成り立っているとしかいいようがありません。





武藤と太田以外は、ブラジルW杯のメンバーです。

アギーレはJリーグで活躍している若手を大勢召集しましたが、残念ながら、それらの選手たちは武藤、柴崎、太田を除いて、特に印象に残る活躍をしていません。

前任者の残した遺産だけでも、1月オーストラリアで開催されるアジアカップをある程度勝ち抜くことはできると思いますが、目指しているスタイルが不明確では、この代表チームに先があるとはとうてい思えません。

今日の試合終了間際のほんの一瞬をつかれた失点が物語っているように、よく目を凝らして見てみれば、この代表は隙だらけの欠陥チームです。

アジアカップは、アギーレが日本代表の指揮官にふさわしいかどうかを試す上での重要な大会になるでしょう。

もし結果を出すことができなければ、即更迭すべきだと筆者は考えます。


試合結果




*写真・画像はいずれもSportsnaviより拝借