カブをくりぬいてつくったジャック・オ・ランタン

読者のみなさん、HAPPY HALLOWEEN!

ハロウィーンを毎年10月31日に祝う風習はもともと西洋だけですが、最近では日本でも行うみたいですね。最近知りました。(笑)

本日より私のブログで新しいコーナーが登場します。

その名はShort English Lecture(短い英語講義)です

この新しいコーナーでは、英語圏の国々に関すること、英語のちょっとした言い回し、新しい英単語の紹介、またその他作者が英語にまつわることでおもしろいなと判断したことを、短くもしくはなるべく短くまとめて、不定期にお話させていただく予定です。

基本的には日本語メインで書きますが、たまに英語のみのときもありますので、予めご了承ください。

ではさっそく新コーナー最初の話に移らせて頂きますね。:)


ハロウィーンということで、カボチャをくりぬきジャック・オ・ランタン(jack-o' -lantern)をおつくりになられたかたも多いかと思います。

でもご存じでしたか?ジャック・オ・ランタンは元々カボチャではなく、カブをくり抜いてつくられていたことを?

そもそもハロウィーンは、ケルト世界の風習がキリスト世界に入ったもので、ケルト神話がもとになってはじまった習慣だそうです。

言い伝えによりますと、ジャック・スティンジー(Jack Stingy)は悪魔と酒盛りをしていたときに、その名Stingy(けち)が示す通りに酒代を出し惜しみしたそうです。そしてその悪魔からお金を騙し取ったあげく、その悪魔が返金要求ができないように何度もさまざまな場所に閉じ込めたそうです。

その後ジャックは死にましたが、悪魔はこの男にリベンジするために、彼を地獄には受け入れずに、石炭だけを渡して暗闇の世界へと放り込みました。そしてジャックは、その石炭をカブをくりぬいたちょうちんの中に入れ、それ以来その明かりだけを頼りに俳諧するようになったそうです。

ゆえに、ジャック・オ・ランタンはカブでつくるのが本当は正しいやり方なのです。

カボチャを使ってつくるようになったのは、ケルト系の移民が新大陸アメリカ原産の野菜であるこの食べ物をカブの代用品として使うようになったことから、こちらのほうがポピュラーになったからだそうです。


参考までにジャック・オ・ランタンの定義を書き出しますね。(Oxford Dictionary of English 2nd editionより抜粋)

jack-o' -lantern (n.) A lantern made from a hollowed-out pumpkin or turnip in which holes are cut to represent facial features, typically made at Halloween.

ジャック・オ・ランタン
(n.)カボチャカブをくりぬいてつくったちょうちんで、くりぬいた穴は人の顔をあらわすようにカットされている。通常ハロウィーンのためにつくられる。(試訳)


ちゃんと辞書にも書いてあるでしょ?:)

それでは、Have a nice Halloween and see you soon. XD


参考サイト&注記(Reference site&Note)

History of the Jack O' Lantern-History
画像はferrebeekeeper.wordpress.comより拝借