先週の金曜日は、嫁さんがしんどそうだったので、温泉に連れていくことにした。
行先は、入之波温泉 山鳩の湯。
朝8時に86のエンジンに火を入れ、引っ張り出す。嫁さんをのせて、日帰りドライブスタート。
国道170号線に乗って、大野北の交差点から国道480号線へ進む。この道で、一気に鍋谷峠を越える。長いトンネルを抜ければもうそこは和歌山県。
葛城I西ICから、京奈和道を奈良方面へ。以前は吉野へ入るのは、富田林から水越峠を越えるルートが、メインだったのだが、鍋谷トンネルと、京奈和道が整備されたので、今はこっちのルートが早い。
五条北ICで降りて国道24号線、370号線と進み、大淀町へ。近鉄吉野線と並走しながら国道169号線に入る。
吉野川沿いに、ワインディングする国道を走る。
大滝ダムのダムサイトを見上げて、トンネルを抜け、ダム湖を左に見ながら気持ちよくドライブ。
不動窟の鍾乳洞のそばを通り、大迫ダムの手前まで来ると、作業員に止められる。聞けば、169号線はこの先で不通になり、下北山村へは抜けられないという。
ただ、私たちの目的地は入之波温泉。そこまでは行けるようなので、ほっとしてリスタート。
大迫ダムのダムサイトの上を渡り、細い県道224号線を走る。曲がりくねって見通しが悪く、しかも結構対向車がある。ゆっくり走っていたつもりだが、嫁さんから速いよ。とクレームが。
さらに減速して慎重に進む。10分ほどで山鳩の湯に到着。
狭い駐車場に86を押し込み。早速店内へ。
入浴料は一人900円。支払って階段を下りれば、休憩所があって、一番下が浴場。嫁さんと別れて、脱衣場へ。
浴場に進めば、黄色く濁った濁り湯の浴槽が。浴槽には温泉成分がこびりついて、鍾乳石に覆われているよう。
早速お湯につかる。ぬるめのお湯がとても気持ちいい。体が芯から温まってくる。少し温まったところで、外の露天風呂へ。
こっちはさらにぬるい。ただ、ダム湖の表面からふきあげてくる川風がとてもさわやかだ。
桜井から来たオジサンと、しばし談笑。ただ、お湯がぬるいので、少し寒くなっていた。
内湯に避難して、温まりなおす。お湯がぬるいので、なんぼでも長湯できる。ただし、しっかりぬくもるので油断すると湯あたりしてしまうそうだ。脱衣場に注意書きあり。
しっかり温まって、食堂へ。
二人とも山菜定食を頼み、嫁さんはアユの塩焼き、私は鹿肉のルイベを頼む。
山菜定食は、ワラビにゼンマイ、山クラゲ。ご飯は甘くておいしい。いいコメを使っているのだろう。鹿肉のルイベは、臭みは全くなく、まるでお魚を食べているよう。それでもふっと肉の風味があり、わさび醤油とよく合う。
お味噌汁もおいしく大満足。お酒が飲めないのが少し残念だったが、ノンアルコールビールがよくできていて、あまり不満を感じなかった。
大満足で帰路につく。
しばらく走ると後ろから、黒のワゴンRがあおってくる。ちょっとイラっとしたので、少しアクセルを開ける。コーナーをクリアするたびに差は開いていき、86の足の良さを実感。後ろのワゴンRも、激しくロールしながらついて来ようとするのだが、性能の差はいかんともしがたい。
引き離してほっとしたら信号。すぐに追いつかれる。またひきはなしたら、今度は片側交互通行。でも、速度の差がわかったのか、今度は車間を開けてついてくる。それでいいのだ。
安全運転が第一。ワゴンRは杉の湯までついてきて、交差点を入っていった。
大淀町まで帰ってきたら、お土産探し。
まずは北山でで吉野の銘酒やたがらすを購入。ついでに、吉野川にかかる橋を渡って対岸にある平宗さんで、柿の葉寿司と、アユの焼きずしを買う。今夜の酒が楽しみだ。
帰りは五条ICから京奈和道に乗り、橋本ICで降りて、国道371号線に乗る。新しくなった、紀見トンネルを抜けてみようというわけだ。
新トンネルは旧トンネルと少し離れたところに掘られており、旧道より少し広いが、やはり二車線の対面通行。ただ、まっすぐに掘られており、照明も明るく走りやすい。
大阪側の道もきれいに整備され、以前の曲がりくねった細い道がうそのよう。河内長野から国道170号線に乗って一路かえって来た。
ただ、このルートは時間的にも距離的にも中途半端。吉野へ入るには行きのルートがいいことが分かった。
夕食は、カキの葉寿司を中心に和食。やたがらすがとてもおいしかった。
嫁さんも方が軽くなったといってくれたので、何より。楽しい日帰りドライブだった。
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