きのうで、だいたいお盆の行事は終わりかと思っていたのだが、昨夜、母から電話があり、最後に高野山におまいりがしたいという。
どうしようか、と思ったが、年老いた母の願い、むげにするのもなんだ。ということで高速攻撃機、86の出番となる。
今朝7時に86に母を乗せ、実家を出発。一路高野山を目指す。
国道170号から、国道480号線で鍋谷峠を越える。そのまま480号線で高野山の懐へ入り込み、花坂から高野道路へ。速い車の流れに乗ってくねくねを駆け上がれば、大門だ。
8時過ぎに高野山へ到着。
奥の院の駐車場に86を止めて、参道を歩く。
さすがは高野山。吹く風が涼しい。気温は26℃。スギの木立とお墓の中を、気持ちよく歩く。
途中水かけ地蔵様にお参りをし、いよいよ太師廟へ。
さーてお参りをしようと思ったら、母も私も小銭の持ち合わせが全くない。
お太師様へのお布施は1000円札でいいとして、ろうそくや。お線香も買えない。
これもお大使様のお告げと思って、お守りを買って小銭を作ることにした。
できた小銭が300円。ろうそく2本が100円。線香二セットが100円。太師廟へのお賽銭が100円。見事にぴったりだ。
きっとそういう風にしろという、お導きだったのだろう。このご縁で買ったお守り、きっと私たちを守ってくれるに違いない。いつも、身に着けている鞄のなかに収めることにした。
御廟のまえで、うろ覚えの般若心経を唱えて、ろうそくとお線香を供える。
地下法場にも参りたいところだったが、コロナで閉鎖中。こっちの方はまたの機会にするしかない。
お参りの後は、山内の数珠屋さんで、ちょっと買い物をし、帰途につく。
幸い、帰りも、混雑に合うことなく、高野道路、国道480号線と駆け下り、鍋谷峠を越えて10時30分に実家に帰ってきた。往復3時間半。まさに速攻の高野山参りだった。
夕方、いとこの家に、母の姉のお参りに行って、お盆の一連の行事は終了。いろいろあったお盆の行事は幕を閉じた。
母も満足してくれて何より何より。私も気持ちのいいドライブを楽しめて満足。めでたしめでたしというところか。
親孝行、少しはできたかな。