告別式

この日ついにお母さんの肉体は無くなってしまう

どこの家庭でも同じだと思うが、この慌ただしく感傷に浸る暇すら与えてくれないのは、いい事なのかもしれない

慌ただしい朝
昨日の夜はお母さんの日記を読んで眠れなかった
寝不足のまま式場へ

棺へ入れる写真もなんとか間に合った
よかったよ

そしてお母さんの高校時代の友達と伊勢丹時代の友達と挨拶出来た
青春時代のお母さんを知ってくれている大切な友達だ
泣いて悲しんでくれた
熱海の旅行を喜んでくれた話を聞いた
俺たち子供の自慢話をよく聞いていたと教えてくれた
手紙ももらった
笠原さんの娘の聡子ちゃんにも泣いてもらった
お母さんはどれだけ愛されていたのだろう

そして11時
告別式が始まる
もう時間がない
終わってしまったらお母さんの肉体は消えてしまう
涙はやはり止まらなかった
あっという間に式は終わり最後の対面

本当に眠っているかのよう

大好きなマーガレットを1番近くに入れたよ

家族の写っている写真もいっぱい入れたよ

天国へ持っていってね

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こういう写真を撮る事もアップする事も賛否両論あると思うけど、俺のお母さんだから俺のしたいようにする

このブログは俺のために書いているのだから



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みんな本当に沢山の方が泣き、母を惜しんでくれた
本当に有難うございます

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お父さんは1番無念だろう
さみしいだろう



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こんなに沢山の人たちが来てくれているよ
これもお母さんの人徳

ある人はこういう
人の人徳は繰り越されるのだと
今世で貯まった徳は来世に続くらしい
すごく信じたくてすごく嬉しい話だった

生まれ変わったお母さんは来世更に幸せになるだろう
間違いない
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最後には仲間達が作ってくれた千羽鶴と共にお母さんは出棺してた

外に出ると雨が降っていた
悲しみの雨

天も泣いている

火葬場へ着いて淡々と進む流れに虚しさを思う
室内に漂う焼けた臭い
嫌だった
余命を聞いた時からお母さんが焼かれていく光景は絶対に見たくなかった
しかし逆らう事もできずその瞬間は訪れる
実際にそれに直面した俺の気持ちは涙も出ず、実感が出来なかった
ワケがわからなかった
何をしてるの?
お母さんを焼く?
は?
意味がわからない
職員の人が業務的にお母さんを炉へ移し火を入れた
待ち時間はご飯食べてください
よくわからない
お母さんが焼かれてるのに飯を食って酒飲んで
悲しみではなく切なさで胸がいっぱいだった

母が焼かれて骨になった姿を見た時もワケがわからなかった
何?
これがお母さん?
もう肉体はないの?
は?
骨の説明をされた
蓋が閉められた
遺骨を渡された

火葬場を後にしてもお母さんが死んだ実感が逆に薄れた

こおいうものなのだろうか?

式の全日程が終わり全てが終わり解散となった
来ていただいた皆様に感謝の気持ちとお礼を伝え見送り家に帰る

遺体があった時の方が実感があった
祭壇が組まれて遺影のお母さん

そおか死んじゃったんだね、、

お母さんらしい最期だったのかな?

アッサリ逝ってしまうところもお母さんらしいといえばお母さんらしい

苦しい時間が短かったのは悪いことではない
勿論もっと生きたかっただろうし、やり残した事も沢山あるだろう

でもある意味おいしい最期とも言える
これだけみんなに見送られる事は幸せな事だとも思える

お母さんは今頃笑っているだろう
満足もしているに違いない

クヨクヨしないで楽しく生きてねと言っているに違いない
そんな人だった

だからお母さんの事は胸に刻み、前を向いて生きていくよ

強くなると約束したからさ

100倍立派になると約束したから

お母さんの死は最大の学びになりました
そして俺の人生が変わる分岐点になればいいな

有難うお母さん
さよならお母さん